ラジエーターリザーバータンク故障の症状・原因・修理内容

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

ラジエーターリザーバータンク故障とは?

ラジエターリザーバータンクに不具合が生じると冷却水漏れが発生します。ラジエターリザーバータンクは、冷却水の温度上昇による体積変化で、冷却水路内に収まりきらなくなる冷却水を受け止めるとともに、温度が下がった時に冷却水路に戻すという役割を担っています。タンクは、冷却水量が判別しやすいように半透明の樹脂製が一般的ですが、その樹脂が経年劣化するとクラック(割れ)が発生し、溜めておくべき冷却水が流れ出てしまうという不具合が生じるのです。

ラジエーターリザーバータンク故障の原因

耐久性も高く複雑な形状の成形も得意とする樹脂ですが、紫外線や高温環境は経年劣化を早めてしまいます。主にエンジンルーム内に設置されているので紫外線での劣化は少ないのですが、熱のこもりやすいエンジンルームだけに、熱による経年劣化は避けられません。ある日突然クラックが生じて、溜めていたクーラントが漏れ出てしまいます。

ラジエーターリザーバータンク故障の修理内容と費用相場

樹脂製のタンクなので、補修するということは困難なので、タンク本体の交換となります。クルマによってはバンパーやフェンダー内にリザーバータンクを設置していることがあり、そういった車種はやや工賃が高くなりますが、それほど大掛かりな作業ではありません。タンク交換後、漏れ出てしまったLLCと呼ばれる冷却水の補充をおこない、作業完了となります。

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「ラジエーターリザーバータンク」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に13,410円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:13,410 円

(7,920 円~35,400 円)

平均:8,820 円

(6,340 円~28,320 円)

交換パーツ ラジエーターリザーバータンク

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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