空燃費センサーの故障の症状・原因・修理内容
よくある度:
空燃費センサーの故障とは?
エンジンの空燃比をモニターしているのが空燃比センサー(A/Fセンサー)です。空燃比センサーに不具合があると、エンジン警告灯が点灯する他、エンジン不調やアイドリング不良、燃費の悪化などの不具合が生じます。空燃比とはエンジン内で燃焼する燃料と空気の比率を表すもので、ガソリンエンジンの場合はガソリン1に対して空気が14.7となる混合比率が理想空燃比と言われています。ただし、それはあくまでも理想値なので、一般的にはエンジンの負荷などにより13?15:1の間で変化します。空燃比の算出は、排気ガスの残留酸素を元にしており、それを測定できるのがO2センサーとなります。エンジン制御に用いられるO2センサーはいわゆるO2センサーと呼ばれるものとラムダセンサーがありますが、空燃比センサーとして使われるのはラムダセンサーとなります。車種によっては触媒の前と後に2つ付いている場合もあります。
空燃費センサーの故障の原因
空燃比センサーは、高温かつ酸性の強い排気ガスに晒されることで経年劣化していきます。また排気ガスに含まれる煤(カーボン)がセンサー部に蓄積することで、酸素濃度の測定能力も低くなってしまいます。それらにより、実際の酸素濃度と測定値に差が生じ、ECU(エンジンコントロールユニット)に繋がるその他のセンサーからのデータとの整合性が得られなくなり、結果、ECUが空燃比センサーに異常があると判断し、警告灯を点灯させます。
空燃費センサーの故障の修理内容と費用相場
空燃比センサーは、新品部品に交換することで修理することができます。空燃比センサーに不具合があると、空燃比センサー関連するエラーコード(エンジン診断機で見ることができる、エンジン異常部の記録)が残っているので、エンジン警告灯を消灯するには、その履歴を診断機で消去する必要があります。また所定の手順でECUの再学習が必要な車種が大半ですので、整備工場のお世話になりたい整備と言えるでしょう。 (坪内英樹)
費用相場 Case1
エンジン修理の交換パーツが「空燃費センサー」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に26,770円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:26,770 円 (14,500 円~91,820 円) |
平均:18,740 円 (10,150 円~64,270 円) |
交換パーツ | 空燃費センサー |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
費用相場 Case2
エンジン修理の交換パーツが「空燃費センサー、O2センサー」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に46,290円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:46,290 円 (25,190 円~177,370 円) |
平均:35,160 円 (19,140 円~135,470 円) |
交換パーツ | 空燃費センサー、O2センサー |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
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