異音(「キィッー、キィッー」という異音) 原因を解決する方法
POINT
- ブレーキ操作時の「キィッー、キィッー」という異音は、ディスクローターの不具合が原因。
- ディスクローターはブレーキを繰り返し使用することで徐々に摩耗して行くが、摩耗は均一にはならず、入り込んだ砂やゴミの影響でディスク表面はレコード盤のような傷が入る。
- レコード盤のような傷が入ったディスクローターにはブレーキパッドが均一に当たらず、片減りや段付きを起こして異音を放つ。
- 摩耗して異音を放つようになったディスクローターは表面を研磨してならすことで異音は解消するが、摩耗が進んで使用限界を迎えたローターは新品に交換する。
ディスクローターの不具合
ブレーキ操作時に「キィッー、キィッー」という異音が聞こえるのは、ディスクローターの不具合が原因。
ディスクブレーキとは、ホイールと一緒に回転するディスクローターに、ブレーキキャリパー内部のブレーキピストンがブレーキパッドを押し付けることで制動力を発生させる制動装置です。
金属もしくはカーボン製のディスクローターはブレーキを踏むと徐々に削摩耗して行き、入り込んだ砂やゴミの影響でディスク表面はレコード盤のような傷が入ります。するとブレーキを踏んだときにブレーキパッドがディスクに均一に当たらず、片減りや段付きを起こし、走行時に「キィッー、キィッー」という金属を引っ掻くような異音を放つことがあります。
ディスクローターの研磨・交換
ディスクローターが異音の発生源となったときは、整備工場に修理を依頼し、ディスクローターの研磨、もしくは新品に交換します。ブレーキパッドも同様に摩耗していることが多いため、同時に交換するのが一般的です。
修理費用はまちまちですが、ディスクローターとブレーキパッドの研磨が1カ所につき1〜2万円ほど、新品のディスクローターに交換した場合は1カ所につきおおよそ1万5000円〜5万円ほど、ブレーキパッドは左右2枚1組で1万円〜4万円ほどです。
(山崎龍)
ブレーキの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。
カープレミアガレージは東証プライム上場企業のプレミア
グループが厳しい基準で加入している安心できるお店です。