異音(「キィッー、キィッー」という異音) 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • ブレーキ操作時の「キィッー、キィッー」という異音は、ディスクローターの不具合が原因。
  • ディスクローターはブレーキを繰り返し使用することで徐々に摩耗して行くが、摩耗は均一にはならず、入り込んだ砂やゴミの影響でディスク表面はレコード盤のような傷が入る。
  • レコード盤のような傷が入ったディスクローターにはブレーキパッドが均一に当たらず、片減りや段付きを起こして異音を放つ。
  • 摩耗して異音を放つようになったディスクローターは表面を研磨してならすことで異音は解消するが、摩耗が進んで使用限界を迎えたローターは新品に交換する。

関連する症状

ディスクローターの不具合

ブレーキ操作時に「キィッー、キィッー」という異音が聞こえるのは、ディスクローターの不具合が原因。

ディスクブレーキとは、ホイールと一緒に回転するディスクローターに、ブレーキキャリパー内部のブレーキピストンがブレーキパッドを押し付けることで制動力を発生させる制動装置です。

金属もしくはカーボン製のディスクローターはブレーキを踏むと徐々に削摩耗して行き、入り込んだ砂やゴミの影響でディスク表面はレコード盤のような傷が入ります。するとブレーキを踏んだときにブレーキパッドがディスクに均一に当たらず、片減りや段付きを起こし、走行時に「キィッー、キィッー」という金属を引っ掻くような異音を放つことがあります。

ディスクローターの研磨・交換

ディスクローターが異音の発生源となったときは、整備工場に修理を依頼し、ディスクローターの研磨、もしくは新品に交換します。ブレーキパッドも同様に摩耗していることが多いため、同時に交換するのが一般的です。

修理費用はまちまちですが、ディスクローターとブレーキパッドの研磨が1カ所につき1〜2万円ほど、新品のディスクローターに交換した場合は1カ所につきおおよそ1万5000円〜5万円ほど、ブレーキパッドは左右2枚1組で1万円〜4万円ほどです。


(山崎龍)

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

異音(「キィッー、キィッー」という異音) の原因一覧

異音(「キィッー、キィッー」という異音) の故障・不具合の症状一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

1
  • ディスクローターの故障

    よくある度:

    星3
    • 異音(「キィッー、キィッー」という異音)

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