電動バックドア・トランクが開かない 原因を解決する方法
POINT
- スライドドアとともに、電動化の恩恵が大きなバックドアだが、開かない場合はパワーバックドアモーターに不具合が生じている可能性が高い。
- パワーバックドアモーター単体で正常か否かを確認して正常なら、レリーズモーター、ドアコントロールユニット、ハーネスに原因がある。
- 無駄な修理代を発生させないために原因部品の特定に時間を要する場合が多い
電動バックドア・トランクが開かない場合は、パワーバックドアモーターが原因の可能性が高い
電動バックドア・トランクが開かないのは、パワーバックドアモーターや、レリーズモーター、ドアコントロールユニット、さらにはそれらを繋ぐハーネス(配線)に原因があることが考えられます。
電動ドアは、ボディサイドに備わるスライドドアか、ボディ後部に付くバックドア(上方に跳ね上がるタイプ)が一般的ですが、ここではバックドアやトランクにフォーカスして話を進めます。
ほとんど場合は、バックドアモーターが原因となるようです。パワーバックドアモーターは、その名のとおり、バックドアやトランクリッドを自動で開閉するための電動モーターです。
ドアロック(ドアが閉まった状態を保持するパーツ)のロックと解除を担うレリーズモーターや、開閉を安全に行えるように制御するドアコントロールユニット、それらを繋ぐハーネスも、電動バックドア・トランクが開かない原因として考えられます。ただ、重いドアを跳ね上げるという高い負荷の掛る作業をこなすパワーバックドアモーターと比べれば、不具合の発生率はかなり低くなります。まず疑うべきは、パワーバックドアモーターになります。
パワーバックドアモーターが正常か否かを確認し、正常ならば他の原因を探す
電動バックドア・トランクが開かない場合は、パワーバックドアモーターが正常か否かをまず確認し、異常があることが確認できたら新品に交換することで、不具合を解決できます。
パワーバックドアモーター単体で作動を確認して問題なく作動する場合は、他の部分に問題があります。そのため、レリーズモーターやドアコントロールユニット、接続ハーネスなどの関連部品の動作を確認することになります。
電装部品の不具合は、不具合のある部品を素早く特定できれば修理時間は短くなります。でも時には多数ある配線を一本一本確認するなど、不具合を特定するのに手間と時間が掛ることがあります。これは無駄な修理代を発生させないための時間であることも知っておきましょう。
気になる修理費用ですが、原因がパワーバックドアモーターであった場合、8万?9万円ぐらいが目安となります。部品代が高額なので、修理費用もそれに比例してしまうようです。
(坪内英樹)
ドアの不具合は重大事故の要因にも!?
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