コイルスプリング故障の症状・原因・修理内容

よくある度:

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

コイルスプリング故障とは?

コイルスプリングはサスペンションの主要部品の一つで、タイヤが受ける路面からの衝撃をショックアブソーバーと共に吸収したり、逆にタイヤを路面に押し付けたりする働きをしています。それにより快適な乗り心地や、安心して運転できる操縦安定性が生み出されているのです。コイルスプリングに不具合があると、異音が発生したり、車高が下がってしまい未舗装路などでフロアを地面に擦ってしまうなどの症状が生じます。コイルスプリングの材質は大きく分類すると鉄ですが、その中でも元のカタチに戻ろうとする特性を有するバネ鋼が使用されています。コイルスプリングには常に車両の重量が掛かり、さらに走行中は路面からの入力があるので、車重よりもかなり大きな力が縮む方向に掛ることになります。元の形状に戻ろうとするバネ鋼でできているとはいえ、時間が経つにつれ、コイルスプリングの自由長(スプリング単体で重さにより縮んでいない状態のコイルスプリングの全長)は短くなっていきます。ただしコイルスプリング自体の耐久性は高く、常に定員一杯、荷物満載で悪路を走るような環境でなければ、一般的に10万キロ以上交換不要の部品です。

コイルスプリング故障の原因

コイルスプリングの自由長が短くなってしまった状態をスプリングのヘタリと言います。それにより例えばサスペンションが伸び切った時などに、コイルスプリングとコイルスプリングシートの圧着力が弱まり異音が発生します。また自由長が短くなれば、当然ながら車高も低くなってきてしまいます。

コイルスプリング故障の修理内容と費用相場

修理はコイルスプリングを新品に交換するという作業を行います。ちなみに異音が発生しているコイルスプリングだけ交換することはおすすめしません。最低でも左右2箇所、できれば1台分4箇所同時交換すべきです。というのも前述の通り、コイルスプリングはヘタリが発生しているので、中古と新品では自由長が変わっていますので、1本だけ新品にするとサスペンションの乗り味や操縦安定性、車高などがチグハグになってしまうからです。 (坪内英樹)

費用相場 Case1

足回り修理の交換パーツが「コイルスプリング」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に35,880円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:35,880 円

(22,480 円~119,990 円)

平均:28,700 円

(17,990 円~95,990 円)

交換パーツ コイルスプリング

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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