ラックブーツ故障の症状・原因・修理内容

ラックブーツ故障とは？

ラックブーツはステアリングギアボックスのギア部や、その両端に着くラックエンドのボールジョイント部を保護するためのゴム製カバーです。ラックブーツに不具合があると、グリス漏れや滲み、ガタの発生、真っ直ぐ走ることができなくなるなどの不具合が発生します。ラックブーツの中にはギアやボールジョイントの潤滑を担うグリスが入っているので、ブーツが切れてしまうと、そこからグリスが漏れてしまうのです。また、グリスが漏れ出してしまうと、ギアやボールジョイントの潤滑が不十分となりガタが発生しやすくなります。操舵を担当する部分だけにガタが発生すると直進性などに影響が生じてしまうことになります。

ラックブーツ故障の原因

ステアリングギアボックスの動きにあわせて収縮できるように、ラックブーツは蛇腹形状をしています。収縮だけではなく、ラックエンドのボールジョイント部がサスペンションアームの動きに合わせて動きます。様々な方向に力が加わり、さらにハンドルをロックまで切った時には、大きな力で引っ張られるなど収縮する量も多いため、ラックブーツは亀裂が生じやすく走行距離を重ねると交換が必要です。

ラックブーツ故障の修理内容と費用相場