オイル漏れ・にじみ 原因を解決する方法
POINT
- ハンドルを切ると異音がしたり、ハンドルが重くなったらタイロッドエンドブーツの破損を疑ってみよう。
- 駐車場の床にオイル漏れの跡があるなら、ステアリングギアボックスやポンプに原因がある可能性もある。
- タイロッドエンドブーツの不具合なら修理費用に約2万円、ギアボックスやポンプの故障なら10万円以上かかる。
タイロッドエンドブーツが破れてグリスが漏れると最悪ハンドル操作が不能に
タイロッドエンドとは、ハンドル操作をタイヤに伝達するとともに、路面からの衝撃や振動を吸収して車の操作安定性を保つ部分のこと。ハンドル側とタイヤ側を繋ぐ関節部分はグリス(潤滑剤)が塗られていて、ゴム製のカバー(タイロッドエンドブーツ)が取り付けられています。
このタイロッドエンドブーツが経年劣化などでヒビ割れたり破れたりすると、グリスが漏れたり、外部から異物が混入して関節部分の潤滑ができなくなります。さらにそのまま走行を続けていると、関節部分の金属同士が擦れ合って異音や破損の原因になります。最悪の場合は関節部部分が外れてハンドル操作ができなくなる場合も。タイロッドエンドブーツがヒビ割れていたら、早めに交換しましょう。整備費用の目安は工賃込みで2万円前後です。
ステアリングギアボックスやポンプの故障でオイルが漏れている場合もある
パワーステアリングには電動式と油圧式がありますが、油圧式の場合はパワステオイルを使ってハンドル操作のアシストをします。このオイルが漏れると、ハンドル操作で異音がしたり、最悪ハンドル操作が不能になってしまいます。
またハンドルの回転をタイヤの方向操作に変えるためにギアボックスが備わりますが、ここが故障したりグリスが漏れると同様に異音がしたり、最悪ハンドル操作が不能になります。
オイルが漏れている場合、シール類の交換なら整備費用の目安は工賃込みで2万円前後。油圧を発生させるポンプの故障であれば10万円以上、ギアボックスの故障なら15万円前後見ておいたほうがいいでしょう。
(籠島康弘)
パワステ装置の不具合は重大事故の要因にも!?
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