トランスファー本体(一式)の故障の症状・原因・修理内容
よくある度:
トランスファー本体(一式)の故障とは?
トランスファー本体(ASSY・アッセンブリー:複数のパーツが組み上がった状態で交換するパーツ)が不具合を起こすと、「チチチ」や「シャリシャリ」、あるいは旋回時に「ガガガ」という異音(うなり音)が発生したり、振動が発生したり、オイル漏れやにじみが生じたり、4WDが切り替わらない・切り替えが重いなどの症状が発生したりして、警告灯が点灯することがあります。 トランスファーは、4WD車に備わるパーツで、ドライブシャフトを介して前後に駆動力を分配・伝達する装置です。トランスファーは4WD車の中でも悪路の走破を前提にしたオフロード系SUVに備わることが多く、勾配率の高い坂や牽引などの大きな駆動力が必要な状況で重要な役割を果たします。 トランスファーはエンジンやトランスミッションの後方に搭載され、金属系のトランスファーケースの中に複数のギアが備わっています。 トランスファーの構造としては、エンジン横置き用と縦置き用があり、前輪と後輪が常に繋がっているフルタイム方式と、通常は前後いずれかの車輪を駆動し、必要に応じてドライバーが手動で4WDを選択するパートタイム式があります。 寿命は車種や使用状況によっても異なりますが、トランスファーオイルの定期交換など適切なメンテナンスを施していれば、一般的に10万km以上は使用できます。
トランスファー本体(一式)の故障の原因
トランスファーには2WDと4WDを切り替えるトランスファーアクチュエーターが組みこまれており、時折作動させないと固着を起こすことがあります。 このパーツが故障すると切り替えができなくなったり、切り替え動作がギクシャクしたりします。
トランスファー本体(一式)の故障の修理内容と費用相場
故障したトランスファーはトランスファーアクチュエーターの交換で修理しますが、稀に内部パーツがなんらかの理由で損傷しており、トランスファーのオーバーホール、もしくは本体(ASSY)交換が必要になることがあります。
費用相場 Case1
駆動系修理の交換パーツが「トランスファーASSY」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に198,290円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:198,290 円 (158,100 円~507,810 円) |
平均:130,880 円 (79,050 円~280,100 円) |
交換パーツ | トランスファーASSY |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
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