エンジンがかかりにくい(エンジン回転が不安定) 原因を解決する方法
目次
POINT
- エンジンがかかりにくく、エンジン回転が不安定なときは、イグニッションコイル、スロットルバルブボディ、フューエルポンプ、フューエルフィルターの不具合が考えられる。
- イグニッションコイル、スロットルバルブボディ、フューエルポンプ、フューエルフィルターの不具合は経年劣化や距離が伸びたことによる汚れの付着が原因となる。
- 不具合のあるイグニッションコイル、フューエルポンプ、フューエルフィルターは新品パーツに交換する。
- スロットルバルブボディは点検
- 清掃で直ることもあるが、症状が改善しない場合には本体一式の交換が必要になる。
イグニッションコイル、スロットルバルブボディ、フューエルポンプ、フューエルフィルターの不具合
エンジンがかかりにくく、エンジン回転が不安定なときは、イグニッションコイル、スロットルバルブボディ、フューエルポンプ、フューエルフィルターなどの不具合が代表的です。
イグニッションコイルとは、燃焼室内の圧縮した空気とガソリンの混合気に着火するスパークプラグに高い電圧をかけるための電装パーツです。イグニッションコイルの不具合は、経年劣化やエンジンからの熱の影響でコイル内部の断線が主な原因となります。
スロットルボディとは、エアクリーナーとインテークマニホールドの間にあるエンジンに取り込む空気の量を調整するバルブのことで、スロットルボディ本体にカーボンやスラッジがパイプに付着して発生すると不具合が生じます。
フューエルポンプとは、タンク内の燃料をエンジンに送るための電動ポンプのことです。経年劣化によりモーター部のブラシが消耗することが不具合の主な原因となります。
フューエルフィルターとは、燃料の中のゴミや水分などの不純物をろ過し、燃料をきれいにするパーツです。フューエルフィルターが詰まると燃料の通りが悪くなって不具合の原因となります。
イグニッションコイル、フューエルポンプ、フューエルフィルターは交換、スロットルバルブボディの点検・清掃もしくは交換
エンジンがかかりにくく、エンジン回転が不安定なときは、すみやかにディーラーや整備工場で点検・修理を受ける必要があります。
イグニッションコイルに不具合の原因がある場合は、本体一式を新品に交換するのが一般的な修理方法です。修理費用は車種によって変わってきますが、おおよそ1?3万円ほどになるようです。
スロットルバルブボディに不具合の原因がある場合は、まずは整備工場で点検してもらい、バルブやパイプなどを洗浄することで、不具合が解消されます。スロットルボディをきれいにしても不具合が解消されない場合には本体一式の交換が必要となります。その場合の修理費用は車種によっても異なりますが、点検・清掃の場合はおおよそ数千?3万円程度、交換の場合がおおよそ2?16万円ほどかかります。
フューエルポンプに不具合の原因がある場合は、本体一式を新品に交換することで修理します。修理費用は車種によって修理費用はまちまちですが、おおよそ2?20万円ほどかかります。
フューエルフィルターに不具合の原因がある場合は、新品パーツに交換します。フューエルフィルターは定期交換が必要なパーツで、ガソリン車の場合は5?10万km、ディーゼル車の場合は2?3万kmごとの交換が必要になります。交換費用は車種によっても異なりますが、数千?3万円ほどになります。
(山崎龍)
エンジンの不具合は重大事故の要因にも!?
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