プラグインの充電が出来ない 原因を解決する方法
POINT
- PHEVの充電ができない場合は、ハイブリッドコントロールユニットの故障が疑われる
- ハイブリッドコントロールユニットの故障の場合は本体交換で修理することになる
- 新車保証期間内やリコール対象だった場合は無料で修理を受けられることがある
【原因】ハイブリッドコントロールユニットが故障するとPHEVは充電できなくなる
PHEV(プラグインハイブリッドカー)が充電器で充電できなくなるのは、ハイブリッドコントロールユニットの故障が主な原因となります。ハイブリッドコントロールユニットとは、ハイブリッドカーのシステムを制御する電子制御ユニットのことで、センサーによりアクセル開度や車速を検知して必要なエンジン出力を瞬時に判断し、エンジンが吸い込む空気の量や燃料の量を調整するほか、PHEVでは充電時の制御も行います。
PHEVとは、エンジンとモーターのふたつの動力源を備えたハイブリッドシステムに、外部から直接バッテリーに充電ができるクルマのことを言います。PHEVは、ハイブリッドカーよりもガソリン消費量が少なく、電気自動車よりも長い航続距離を持ち、災害時やアウトドアでは外部給電機能により電気製品が使える車種もあることが特長です。PHEVは、車両に付属した充電ケーブルを使って電気自動車充電用の200Vコンセントで充電できるほか、車種によっては、高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、商業施設などに用意された急速充電器で充電することができます。
【解決方法】故障したハイブリッドコントロールユニットは新品に本体交換で修理する
PHEVのハイブリッドコントロールユニットが故障すると、充電器を使ってバッテリーに電気を溜めることができなくなるほか、エンジンがかからなくなるなどの不具合を起こすことがあります。故障したハイブリッドコントロールユニットは、ディーラーにて制御プログラムの再セットアップで修理ができることがありますが、それで症状が改善されない場合は、新品のハイブリッドコントロールユニットに本体(ASSY=アッセンブリー:複数のパーツが一式組み上がった状態で交換するパーツ)交換で修理を行う必要があります。車種によっても異なりますが、その場合の修理費用は部品代と工賃を合わせて15万円以上になるようです。
ハイブリッドコントロールユニットの故障は新車保証の期間内なら無償でパーツの交換が受けられる場合もありますし、設計や製造時の不具合が原因の場合は、リコールやサービスキャンペーンで無料で修理を受けられることもあります。ハイブリッドコントロールユニットが故障した場合は、まずディーラーに相談することをおすすめします。
ハイブリッドコントロールユニットの故障以外の原因で、PHEV(プラグインハイブリッドカー)が充電器で充電できなくなる場合は、センサー類の不具合が考えられます。その場合はOBD(車載式故障診断機)で故障箇所を検出し、不具合を起こしたセンサーを交換することで修理を行えます。
(山崎 龍)
ハイブリッドの不具合は重大事故の要因にも!?
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