トランクが閉まらない、開けられない 原因を解決する方法
POINT
- トランクリッドが開かない場合は、多くの原因が考えられるが、同時に閉まらないという症状があれば、トランクリッドロックが原因の可能性大。
- トランクリッドロックは、トランクリッド側のストライカーと、車体側のキャッチという2つの部品で構成される。
- ストライカーは調整で直ることもあるが、キャッチは部品を交換する修理方法が一般的。
トランクが開かないだけでなく閉まらない場合は、トランクリッドロックの不具合
トランクリッドが閉まらない、もしくは開けられない原因のひとつとして考えられるのがトランクリッドロック。
トランクリッドロックは、トランクリッドを閉めた状態に保持する部品です。キャッチとストライカーという部品がボディ側とトランクリッド側に備わり、トランクリッドを閉めれば自動で閉まった状態を保持してくれる構造になっています。
開ける際には、キーシリンダーや室内に備わるオープナーレバー(主にワイヤーを使う機械式)、オープナースイッチ(ソレノイドモーターと組み合わせた電気式)でキャッチのロックを解除します。
トランクリッドが開けられなくなったり閉められなくなったということは、キャッチ本体が正常に機能していません。開けられないだけならば、キーシリンダーやオープナー側の不具合も考えられますが、閉まらない場合は、キャッチの可能性が非常に高いと思われます。
稀に、トランクリッドと車体の隙間に入るゴム部品が悪さをしていている場合もあります。この部品はトランクリッドと車体の隙間を適正に保ちつつトランクリッドを支える役割を果たしています。ゴムが本来の突き出し量よりも高くなっていると、ストライカーとキャッチが適正位置からズレてしまい、トランクリッドを閉めるのも開けるのも困難になります。
キャッチ側は交換による修理が一般的だが、ストライカー側なら調整で直ることもある
トランクリッドが開くこと、閉めることもできない場合は、トランクリッドロックを交換することで解決できます。
トランクリッド側のストライカーに問題がある場合は、調整で修理できることもあります。というのもストライカーは作りがシンプルなので、本来の形に修正すれば機能を回復してくれることもあるからです。
対してキャッチの方は、ストライカーを受け止め、自動で保持したり、それを解除したりする機能が備わります。そのため調整ではなく交換による修理が一般的です。
そんなトランクリッドロックの修理費用は、2万?3万円ぐらいがおおよその目安となります。
トランクリッドと車体の間に入るゴム部品の高さが原因の場合は、そのゴムの高さ調整(ネジ式の高さ調整機能が備わる)で修理できます。こちらが原因であれば部品代も掛からず、短時間で修理も終わります。
(坪内英樹)
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