レリーズベアリング故障の症状・原因・修理内容

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

レリーズベアリング故障とは?

レリーズベアリングはMT車のクラッチの中心部に装着されるボールベアリング(玉軸受け)のことで、クラッチカバーのダイヤフラムスプリングの爪を引き上げることで動力の接続・遮断を行う部品のことです。MT車に備わるクラッチは、発進・停止・変速時にエンジンの動力を伝達・遮断する装置で、クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングといったパーツで構成され、いずれも円盤形をしています。レリーズベアリングが不具合を起こすと、クラッチが滑ったり切れなかったり、クラッチペダルが振動したりします。また「キュキュッ」という異音が発生するなどの症状が現れ、最悪の場合走行できなくなります。レリーズベアリングの寿命は運転技術や乗り方によりますが、おおむね10万km程度となります。

レリーズベアリング故障の原因

「フレーキング」と呼ばれる、ベアリング内部の内側と外側のボールの軌道面や転勤面の表面が、うろこ状に剥がれ落ちる現象を起こしたり、内部の金属のボールが焼き付きや摩耗を起こしたりすると不具合の原因となります。

レリーズベアリング故障の修理内容と費用相場

クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングのいずれかが不具合を生じた場合、工賃が割安になることもあり予防整備を兼ねて3点とも同時に交換するケースが多いようです。 (山崎 龍)

費用相場 Case1

トランスミッション修理の交換パーツが「レリーズベアリング」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に62,380円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:62,380 円

(69,000 円~162,960 円)

平均:49,900 円

(57,500 円~130,370 円)

交換パーツ レリーズベアリング

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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