オートライト誤作動 原因を解決する方法
POINT
- オートライトが誤作動を起こすのはオートライトセンサーの受光部分が正しく機能していないことが原因
- よくある不具合はオートライトセンサーの受光部分に後づけの用品が干渉したり、影を落としたりして機能を阻害するというもの
- オートライトセンサーの故障が原因でオートライトが誤作動を起こした場合は新品に本体(ASSY)交換で修理する
【原因】オートライトが誤作動を起こす原因はオートライトセンサーの不具合
オートライトが誤作動を起こすのは、オートライトセンサーの不具合が主な原因となります。オートライトセンサーとは、周囲の明るさを検知して自動でヘッドライトを点灯するオートライトの受光センサーのことです。オートライトセンサーは、周囲の明るさを検知しやすいダッシュボードの上面のフロントウインドウの下部やルームミラーの裏側に配置されることが多いようです。
オートライトは、コンライトやオートカットシステムとも呼ばれ、周囲の明暗を検知して自動でヘッドライトやテールランプを点灯する装置で、2020年4月以降に販売される新型の乗用車にオートライトの標準装備が義務化されました(継続販売車は21年10月から)。
オートライトの装着が義務化されたのは、17〜19時頃の夕暮れどきの事故や、暗がりでの自動車と歩行者や自転車の衝突事故、65歳以上の高齢歩行者の死亡事故などが多発したことが背景にあるようです。オートライトは周囲が暗くなったときのヘッドライトの点け忘れの防止や灯火類の早めの点灯に効果を発揮します。
安全に大きく寄与するオートライトスイッチですが、荷物の積み下ろしなどの短時間の駐停車や、前面に死角確認用の鏡を備えた機械式立体駐車場へ車を停めるときなどヘッドライトを消したい状況もあります。ヘッドライトをドライバーの意思で消したいときは、手動で切ることができます(車種によって操作方法は異なります)。なお、クルマを発進させると消灯状態が解除され、再びオートライトは点灯状態となります。
【解決方法】オートライトセンサーの故障でオートライトが誤作動を起こした場合は新品の本体(ASS)交換で修理する
オートライトが誤作動を起こした場合、最初に疑うべきはオートライトセンサーがきちんと機能しているか、周辺環境に問題がないかの確認です。よくある不具合はダッシュボード上にあるオートライトセンサーの受光部分に、ポータブルナビやレーダー探知機などの後付の用品が干渉したり、影を差したりして、オートライトセンサーが正しく機能しなくなっているというものです。その場合はオートライトセンサーに干渉するアフターパーツや用品を移設し、オートライトセンサーの働きを阻害しないようにすることで問題は解決します。
周辺環境に問題がないにもかかわらず、オートライトが誤作動を起こす場合は、オートライトセンサーの故障が疑われます。整備工場での点検の結果、オートライトセンサーの故障が明らかになった場合は、本体(ASSY=アッセンブリー:複数のパーツが一式組み上がった状態で交換するパーツ)交換となります。車種によっても異なりますが、部品代と工賃を合わせた修理代は2万円以上になるようです。
(山崎 龍)
ライト類の不具合は重大事故の要因にも!?
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