チャコールキャニスタ故障の症状・原因・修理内容

よくある度:

星1

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

チャコールキャニスタ故障とは?

チャコールキャニスターとは、燃料タンクから発生する有害物質を含んだ気化したガソリンの排出を抑えるための装置です。チャコールキャニスターに不具合があると、エンジン警告灯が点灯することがあります。 チャコールキャニスターは、その名の通り金属製もしくは樹脂製の缶状の容器(キャニスター)の中に2枚の多孔板と活性炭(チャコール)を利用したフィルターが入っています。チャコールキャニスターは、エンジンルーム内に備わり、ブリーザーパイプを介して燃料タンクからパイプが接続され、燃料タンク内の圧力が一定以上になるとブリーザーパイプの弁が開いて気化ガスをキャニスターに流し、圧力が低下すると逆方向に開いて空気をタンクへと戻します。 チャコールキャニスターにはタンクへ繋がるパイプ以外に、パージバルブを介してスロットルボディへと繋がるパイプと、ダイヤフラムを介して外気へと繋がっています。エンジンがアイドリング状態や低回転時には、エンジンの負圧を利用してキャニスターで浄化された気化ガスを吸引し、一部はスロットルボディへ導かれて混合気とともに燃焼され、燃焼で使われなかった浄化された気化ガスは大気へ放出されます。 チャコールキャニスターの本体は事故などで破損しなければ車両の寿命と同じくらい長期に渡って使用できますが、内部のフィルターは10年・10万kmを目処に点検し、必要に応じて交換します。

チャコールキャニスタ故障の原因

チャコールキャニスターのフィルターは走行距離の増加とともに汚れて詰まり、有害な気化ガスを浄化できなくなります。

チャコールキャニスタ故障の修理内容と費用相場

チャコールキャニスターのフィルターが詰まったときは、ディーラーや整備工場などで新品のフィルターを交換することで機能が回復します。 チャコールフィルターに不具合があっても直ちに走れなくなるようなことがありませんが、有害な気化ガスを浄化することができず、車両からガソリン臭が漂うなどの症状が現れますので、異常を感じたら早めに点検・修理に出すことを推奨します。 (山崎 龍)

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「チャコールキャニスタ」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に14,740円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:14,740 円

(7,950 円~36,270 円)

平均:11,790 円

(6,360 円~29,020 円)

交換パーツ チャコールキャニスタ

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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