警告灯点灯 原因を解決する方法
POINT
- ライト類の警告灯が点灯する主な原因は、バルブソケット、ヘッドライトコンピューター、アダプティブヘッドライトコントロールユニットの不具合
- バルブソケットが原因でライト類の警告灯が点灯したときは、球切れを起こしたバルブの交換、バルブソケットの点検清掃を行う
- 球切れを起こしたバルブの交換、バルブソケットの点検清掃をしても問題が解消されない場合は、不具合を起こしたバルブソケットやワイヤーハーネスを新品に交換して修理する
- ヘッドライトコンピューターやアダプティブヘッドライトコントロールユニットの故障が原因の場合は本体(ASSY)交換で修理する
【原因】ライト類の警告灯が点く原因は?
ライト類の警告灯が点灯するのは、バルブソケット、ヘッドライトコンピューター、アダプティブヘッドライトコントロールユニットの不具合が主な原因となります(ライト類の点灯状態を示すための、メーター内のインジケーターランプの点灯とは異なります)。
バルブソケットとは、ヘッドライトやウインカー、ストップランプ、テールランプなどの各種灯火類のバルブ(電球)の受け口のことで、電気を供給するワイヤーハーネス(電線)が配線されています。
ヘッドライトコンピューターとは、ヘッドライトのオン・オフ操作などの制御を行うコンピューターユニットのことです。
古いクルマではヘッドライトの制御をドライバーが手動でスイッチを切り替えるクルマがほとんどでしたが、2020年4月から新車のオートライト装備が義務化されたこともあり、現在販売中の新車は軽自動車やコンパクトカーを含めてヘッドライトコンピューターを備えています。
アダプティブヘッドライトコントロールユニットとは、ロービームとハイビームを自動で切り替え、最適な灯火による照射を行うための制御するユニットです。
【解決方法】バルブソケットは接点の掃除、ヘッドライト制御ユニットの故障は本体(ASSY)交換で修理
バルブソケットが原因でライト類の警告灯が点灯する場合は、バルブの球切れやバルブソケットの接触不良により、バルブソケットの通電を警告灯の検知センサーが確認できないことが原因です。この場合は、バルブが球切れを起こしていれば新品のバルブに交換となります。
バルブソケットが接触不良を起こしている場合は、腐食したバルブソケットをワイヤーブラシや紙やすりを使って磨き、電気接点部分に付着した汚れを除去する「接点復活剤」をスプレーするなどを行い、通電を確保することで不具合が解消され、警告灯が消えることが多いようです。
球切れを起こしたバルブを新品に交換し、バルブソケットを掃除してもなお灯火部品が点灯せず、ライト類の警告灯が消えない場合はバルブソケットやワイヤーハーネスの不具合が疑われます。
バルブソケットやワイヤーハーネスが不具合を起こしている場合は、故障箇所を新品パーツに交換することでトラブルが解消し、ライト類の警告灯が消えます。
ヘッドライトコンピューターやアダプティブヘッドライトコントロールユニットが原因でライト類の警告灯が点灯する場合は、ECUに繋がる配線のカプラーの接触を確認してカプラーをはめ直し、必要に応じてカプラーの接点部分を掃除します。
それでも警告灯が消えない場合は、ヘッドライトコンピューターやアダプティブヘッドライトコントロールユニットの故障が疑われます。この場合は、制御ユニットの本体(ASSY・アッセンブリー:複数のパーツが組み上がった状態で交換するパーツ)交換となります。
車種によっても異なりますが、その場合の部品代と工賃を合わせた修理費用は、ヘッドライトコンピューターが6万円以上、アダプティブヘッドライトコントロールユニットが2万5000円以上になるのが相場です。
ライト類の不具合は重大事故の要因にも!?
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