走行時の振動が大きい 原因を解決する方法
POINT
- 走行時の大きな振動はタイヤやホイールバランスなどの足回りが原因となること多いが、ATマウントの不具合からも異常な振動は発生する。
- ATマウントの緩衝材はゴム製のため経年劣化に弱い。ATマウントの不具合をそのまま放置していると、やがてはちぎれたり、固定が緩んだりしてATを支えられなくなる。
- 振動が大きくなったと感じたら整備工場に点検に出し、痛みが見られた時点で交換することを推奨する。
- MTのMTマウント、CVTのCVTマウントも同様で、経年劣化が進むとATマウントと同じような不具合が生じる。
タイヤやホイールバランスなどの足回り以外に、トランスミッションを支えるATマウントの不具合も考えられる
走行時の大きな振動は、トランスミッションが原因となるものでは、ATマウントの不具合が考えられます。走行時の異常な振動はホイールバランス やタイヤ、アライメントなどの足回りが原因の不具合であることが多いのですが、ATマウントの不具合からも異常な振動は発生します。
ATマウントとはATからの振動を吸収し、車体の正しい位置に固定する役割があるゴム製のパーツで、車体とトランスミッションとの接続部分1〜4カ所に備わります。ATマウントの緩衝材はゴムで作られているため、熱や振動、外気の寒暖差により経年劣化は避けられず、長期の使用により大きな振動を発生させることがあります。
また、ATマウントの不具合をそのまま放置していると、やがてはちぎれたり、固定が緩んだりして、ATを支えられなくなり、走行中にトランスミッションが動いて周辺機器に干渉する恐れがあります。MTのMTマウント、CVTのCVTマウントも同様で、経年劣化が進むとATマウントと同じような不具合が生じます。
ATマウントの交換
走行時にATからの振動が大きくなったと感じたら、なるべく早くディーラーや整備工場に入庫し、点検・修理を受ける必要があります。
ATマウントの不具合は新品で交換することで修理します。ATマウントは経年劣化により切れたり、固定が緩んだりする前に交換するのが望ましく、車検や定期点検の際に整備工場でコンディションをチェックしてもらい、必要に応じて痛みが見られた段階で交換することを推奨します。
ATマウントの交換費用は車種によって異なりますが、おおよそ数万円〜15万円ほどになるようです。
(山崎龍)
トランスミッションの不具合は重大事故の要因にも!?
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