ABSが効かない(ABS警告灯・ブレーキ警告灯が点灯する) 原因を解決する方法
POINT
- ABSが効かなくなり、ABS警告灯が点灯する原因はスピードセンサーの不具合
- スピードセンサーのワイヤーハーネスの接続不良や断線、センサー部分の故障があるとABSが効かなくなり、ABS警告灯が点灯する
- スピードセンサーの修理はディーラーや整備工場に依頼し、OBD(車載故障診断装置)を使って故障箇所の特定から始まる
- スピードセンサーのワイーヤーハーネスをチェックし、問題がある場合は新品に交換することで機能は回復する
スピードセンサーの不具合でABSが効かなくなり、ABS警告灯が点灯する
ABSが効かなくなり、ABS警告灯(ブレーキ警告灯)が点灯するのは、ABSのスピードセンサーの不具合が疑われます。
ABSとは、急ブレーキをかけたときや、雪道や凍結路などのスリップしやすい路面でブレーキペダルを踏み続けても、自動的にブレーキの解除・作動を繰り返すことで、タイヤのグリップ力を回復して安定した制動を実現するための安全装置で、ブレーキ操作をしたままハンドル操作による危険回避を可能とします。
ABSを構成するパーツは、ブレーキの利き具合を前後で調整するプロポーショニングバルブ、車輪のセンサーから送られてくるパルスを計測し、ブレーキをかけた際の速度とタイヤの回転数の差を監視するABSコントローラーユニット、そしてスピードセンサーです。
ABSが効かなくなる主な原因は、スピードセンサーのワイヤーハーネスの接続不良や断線、センサー部分の故障です。
スピードセンサーの交換やワイヤーハーネスの接続不良や断線を修理する
ABSが効かなくなり、ABS警告灯が点灯したときは、ディーラーや整備工場に修理を依頼します。
スピードセンサーの修理はOBD(車載故障診断装置)を使って、四輪のどのスピードセンサーが不具合を起こしているのかを確認し、故障箇所が判明したらコネクターの接続部分をチェックします。コネクターが抜けかけている場合は正しく繋ぎ直すことで不具合が解消することもあります。それでも不具合が解消しないときは、新品のワイヤーハーネスやスピードセンサーに交換します。
スピードセンサーが正常に機能するとABS警告灯は消灯します。
修理費用は車種によってまちまちですが、部品代と工賃を合わせておおむね3?5万円ほどになるようです。
(山崎龍)
ブレーキの不具合は重大事故の要因にも!?
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結果として安く済む可能性が高いです。
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