DPF(微粒子捕集フィルター)故障の症状・原因・修理内容

よくある度:

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

DPF(微粒子捕集フィルター)故障とは?

DPFに不具合があると、警告灯が点灯(そうなる以前に点滅)するほか、エンジンから十分な力が出ず加速しないなどの症状が出ます。DPFは、ディーゼルエンジンの排気ガスを浄化する装置のひとつで、ディーゼル微粒子捕集フィルター(=Diesel particulate filterの頭文字をとってDPF)で、ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる煤などの有害物質を取り除く役割を果たしています。有害物質は、DPFで走行中に自動で燃焼除去される仕組みとなっていますが、様々な原因で詰まりが発生することがあります。

DPF(微粒子捕集フィルター)故障の原因

DPFが詰まる原因は、エンジンの他の部分の不具合で発生する煤や、エンジンオイルに含まれる添加剤の燃えカス、さらには煤の燃焼後にできる灰が、DPFのハニカム状のフィルターに蓄積してしまうというもの。手動再生(強制的に燃焼させる)しても、詰まりが取れない場合はDPFを交換する必要が生じてしまいます。

DPF(微粒子捕集フィルター)故障の修理内容と費用相場

煤などの蓄積が軽度であれば、手動再生をしっかりと行うことで再使用できるようになりますが、フィルターの詰まりがひどい場合(頻繁に警告灯が点滅・点灯する)は、DPFの交換が必要となります。エンジンの大きさにより部品代も異なり、工賃も含めると30万?100万円の費用が掛かってしまいます。またDPF不具合の影響でエンジンの他の部分に不具合がある場合は、その修理代も加算されます。

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「DPF」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に286,290円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:286,290 円

(197,040 円~576,430 円)

平均:229,030 円

(157,630 円~461,140 円)

交換パーツ DPF

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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