ブレーキホース・チューブの故障の症状・原因・修理内容

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

ブレーキホース・チューブの故障とは?

ブレーキホース・チューブとは、ブレーキオイルを各車輪に設置されたブレーキキャリパーやホイールシリンダーに送るためのパーツです。ブレーキホース・チューブに不具合があると、ブレーキオイル(ブレーキフルード )の漏れやにじみ、クラッチホースからのオイル漏れやにじみ、ブレーキの効きが悪くなどの症状が現れます。 ブレーキペダルを踏むと油圧によりキャリパー内のブレーキピストンが動くことで、ブレーキパッドがディスクローターに押し付けられて制動力を生み出します。ブレーキホース・チューブはマスターシリンダーとブレーキキャリパーやホイールシリンダーを繋ぎ、油圧を伝達する役割が与えられています。 ブレーキホース・チューブの形状は取り付け金具を末端に装着したチューブ状のパーツで、その構造はオイルの通り道となる耐油ゴムチューブを覆うように金属製の補強糸で編まれた保護フレーム、さらに外皮となるゴム製の保護チューブが巻かれた構造になっています。 また、一部のスポーツカー用や社外品の中には、耐久性やブレーキフィールに優れたステンレスメッシュホースを使用したブレーキホース・チューブもあり、そうした製品はオイルの通り道にPTFチューブ、保護フレームにステンレスメッシュ糸で編み込まれた強化フレーム、外皮にPVC強化ビニール樹脂を使用しています。 ブレーキホース・チューブの寿命は、おおよそ5〜7年程度とされています。

ブレーキホース・チューブの故障の原因

ブレーキホース・チューブはゴムや樹脂などを使用しているため、長期間使用していると熱や紫外線の影響で徐々に劣化し、亀裂やチューブの破断が発生してその部分からブレーキオイルが漏れ出します。

ブレーキホース・チューブの故障の修理内容と費用相場

不具合を起こしたブレーキホース・チューブは修理ができないため、新品に交換修理します。 (山崎 龍)

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柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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