警告灯点灯 原因を解決する方法
POINT
- 電子制御システムは故障箇所を目視できないので、警告灯が点灯したら専用の故障診断ツールをスキャンして不具合がある場所を特定していく。
- 多くの場合は本体(ASSY)交換して修理。費用は高額になるケースが多い。
- システムを自分でオフにした場合もメーター内に警告灯が表示される。どのように点灯したら異常があるのか取扱説明書で事前に確認を。
警告灯がついたら予防安全装置に不具合が発生している
メーター内にクルマが追突するようなマーク、あるいはシステムの名称などの警告灯(メーカーやシステムにより警告灯の図柄が異なる)が点灯、または点滅した場合、予防安全装置に関わるシステムに異常が発生している可能性があります。
異常が発生している可能性があるのは、ミリ波レーダー、赤外線レーザーなどの車間距離計測器、カメラなどを使い走行中の白線を認識するレーンキープ計測器、レーンキープコントロールユニット、その他さまざまなコントロールユニットなどです。
いずれの場合も車載式故障診断装置(OBD)のスキャンツールを使って不具合がある場所を特定し、本体(ASSY)交換して修理します。費用は車種によって異なりますが、一般的に工賃込みで10万円以上と高額になることが多いようです。
飛び石などが原因でシステムが故障するケースもある
走行中の飛び石などでフロントカメラやレーダーセンサーを発する部分に強い衝撃がかかった場合、サイドミラーを電柱などに当ててしまった場合にも警告灯が付くケースが考えられます。この場合はカメラやセンサーが衝撃で壊れた可能性があるため、不具合箇所を診断機で特定し、部品を交換します。
一般的な費用の目安は工賃込みで、フロントカメラは9万円前後、レーダーセンサーとサイドビューカメラは6万〜7万円程度になりますが、車種によって金額に差があるようです。
なお警告灯はシステムに異常以外にも、自分でシステムをオフにしたり、システムが作動した際にもメーター内に表示されます。
あらかじめシステム異常、システムオフなどでどのように表示されるかを取扱説明書で確認しておきましょう。
(高橋 満)
予防安全装置の不具合は重大事故の要因にも!?
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