ドライブシャフト本体（一式）の故障の症状・原因・修理内容
よくある度：
ドライブシャフト本体（一式）の故障とは？
ドライブシャフトはデファレンシャルギア（駆動力を伝達する最終的な歯車）とタイヤを結ぶ部品です。タイヤの動きに合わせられるよう、両端に関節部があり、長さ変化にも対応する構造となっています。ドライブシャフト本体に不具合があると、カカカカ、カタカタ、コトコト、さらにはゴリゴリといった異音が発生します。また、車体の下回りにあるドライブシャフトの両端にグリス漏れ（飛び散り）やにじみが生じます。異音はタイヤが直進状態でも発生しますが、特にステアリングを切った時に大きな異音が出るようになります。
ドライブシャフト本体（一式）の故障の原因
ドライブシャフト不具合のほとんどは、関節部分が原因となります。関節にはゴム製ブーツが付きますが、経年劣化でひび割れや破れが生じると、グリスのにじみや漏れに繋がります。また、ブーツ破損を放置すると高速回転する部品のため遠心力でグリスが外に飛び散ると共に、内部に雨水などが侵入することもあります。これにより関節部の金属部品が異常摩耗したり錆びて、異音発生の原因となります。
ドライブシャフト本体（一式）の故障の修理内容と費用相場
ドライブシャフトからグリスが漏れたりにじんだりしているだけであれば、ブーツ交換だけで修理は完了となります。しかし異音が発生している場合は、関節部に異常摩耗や錆が発生しているため、本体一式で交換するのが一般的です。新品部品への交換の他、流通台数の多い車種であれば新品より価格の安いリビルトパーツを選ぶこともできます。 （坪内英樹）
費用相場 Case1
足回り修理の交換パーツが「ドライブシャフトASSY」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に51,050円の費用が掛かります。
| 一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
|---|---|---|
| 金額 |
平均：51,050 円 (14,780 円～224,000 円) |
平均：40,840 円 (11,820 円～179,200 円) |
| 交換パーツ | ドライブシャフトASSY | |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
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