エアコンが冷えない(エアコンが効く時と効かない時がある) 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • エアコン圧力スイッチはコンプレッサーにかかる圧力をコントロールする。
  • 圧力が規定値から外れるとスイッチが作動してコンプレッサーを停止する。
  • 別のトラブルが原因で圧力スイッチが作動している可能性もあるので、まずは原因を特定。

関連する症状

エアコン圧力スイッチの不具合で、コンプレッサーが正常に作動しなくなる

車のエアコンは、エアコン内部のガス(冷媒)をコンプレッサーで圧縮して半液体にし、コンデンサーで熱を放出した後にエキスパンションバルブ(霧化器)で一気に膨張させます。膨張により圧力が一気に減ったガスをエバポレーターに噴射。この時、ガスは急激に冷やされています。そして低温低圧のガスによって冷やされたエバポレーターを空気が通過することで冷風になります。

コンプレッサーがかける圧力はエキスパンションバルブ(霧化器)とエバポレーター(放熱器)の間にある圧力スイッチで調整。動作中に圧力が適正値から外れると圧力スイッチがオフになってコンプレッサーを停止します。合わせて電動ファンの制御も行っています。

圧力スイッチに不具合が発生するとコンプレッサーを正常に作動させられなくなるため、エアコンから冷風が出たり出なくなったりします。

圧力スイッチを作動させる原因を特定して部品交換

エアコンが効いたり効かなかったりする時に「カチカチ」という異音がしている場合、圧力スイッチが作動してコンプレッサーを停止したり動かしたりしていると思って間違いないでしょう。

エアコン圧力スイッチの不具合は、スイッチ自体のトラブルだけでなく、周辺にも問題が発生していることが多くあります。代表的なものがエキスパンションバルブやフィルターが詰まっていて圧力異常になり、スイッチが作動する症状。エアコンガスが不足して圧力異常が発生することもあります。

いずれの場合もまずは原因を特定し、該当部位の部品を交換して対応します。

スイッチ自体に不具合がある場合は工賃を含めて1万5000円前後で修理できますが、他の原因により圧力スイッチが作動している場合は修理費用が高くなる可能性もあります。
(高橋 満)

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柴 健太郎

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エアコンが冷えない(エアコンが効く時と効かない時がある) の原因一覧

エアコンが冷えない(エアコンが効く時と効かない時がある) の故障・不具合の症状一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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  • エアコン圧力スイッチの故障

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    星3
    • エアコンが冷えない(エアコンが効く時と効かない時がある)

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