エンジンがかからない(バッテリーが上がる) 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • エンジンがかからない(バッテリーが上がる)のは、オルタネーター本体やバッテリーの不具合が疑われる。
  • ファンベルトやプーリーのベアリングに不具合がなければ、オルタネーター本体の故障が疑われる。
  • バッテリーが使用限界を迎えた場合もエンジンがかからなくなる。
  • オルタネーター本体に不具合の原因があったときは、新品もしくはリビルド品に交換する
  • バッテリーは新品に交換することで対応する。

関連する症状

オルタネーター本体、バッテリーの不具合

バッテリーが上がり、エンジンがかからないのは、オルタネーター本体やバッテリーの不具合が疑われます。

オルタネーターとは、セルモーターを回したり、ヘッドライトやウインカーなどのランプ類を作動させたりする電気を発電する機器です。オルタネーターに不具合があると電装系のパーツが正常に機能しなくなるほか、バッテリーに充電ができなくなってバッテリー上がりの原因となります。

オルタネーターの不具合は、経年劣化により内部の電気回路の断線や機能不全が原因で発生します。その場合オルタネーターから電気的な唸り音を発生させる場合もあります。また、オルタネーター本体ではなく、経年劣化によってプーリーを介して掛けられているファンベルトが滑りを起こしていたり、プーリーのベアリングの劣化や破損でもエンジンがかからず、バッテリーが上がることがあります。

バッテリーとは、エンジン始動をはじめ、ヘッドライトやブレーキランプ、パワーウインドウ、カーオーディオなどの電装品に必要な電力を供給するパーツです。

バッテリーの不具合は、経年劣化により内部の金属部品やバッテリー液が徐々に劣化して行きおおよそ2?3年で寿命を迎えます。

オルタネーター、バッテリーの交換

エンジンがかからない・バッテリーが上がったときは、すみやかに自動車整備工場で点検・修理を受ける必要があります。

オルタネーターの不具合が原因の場合は、まずはファンベルトやベアリングの状態をチェックし、劣化や破損が見られた場合には新品に交換します。オルタネーター本体に原因があった場合は、新品のオルタネーターか、リビルド品に交換します。修理費用は車種によっても異なりますが、ファンベルトやベアリングの交換がおおよそ数千?3万円ほど、オルタネーターの交換がおおよそ5?20万円ほどになります。

バッテリーの不具合が原因の場合は、バッテリーテスターやデジタルテスターで電圧を測り、電圧が規定値以下の値を示していた場合には新品に交換します。バッテリーの交換費用は製品や車種によっても異なりますが、おおよそ1?7万円ほどです。

(山崎龍)

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柴 健太郎

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エンジンがかからない(バッテリーが上がる) の原因一覧

エンジンがかからない(バッテリーが上がる) の故障・不具合の症状一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

1
  • オルタネーター本体(一式)の故障

    よくある度:

    星3
    • エンジンがかからない(バッテリーが上がる)

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