カムシャフトオイルシールの故障の症状・原因・修理内容

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

カムシャフトオイルシールの故障とは?

カムシャフトは、エンジンの中でガソリンを燃焼させるための混合気(空気)や、燃焼後の排気ガスの流れをコントロールするバルブの開け閉めを担うパーツです。回転運動することでバルブを開け閉めするカムシャフトは金属同士が擦れ合う部分が多く、エンジンオイルで潤滑されています。そのオイルがエンジンの外に漏れ出さぬよう、カムシャフトの前端(機種によっては後端にも)には、オイルを堰き止めるオイルシールが備わっています。カムシャフトオイルシールに不具合があると、エンジンからオイルが滲んだり漏れたりする症状が発生します。

カムシャフトオイルシールの故障の原因

カムシャフトのオイルシールはゴム製なので、摩耗や経年劣化による硬化や縮みが発生します。それによりオイルを堰き止めることができなくなり、オイルの滲みやオイル漏れが発生するようになります。オイル交換を怠っていたエンジンは、それが理由で大量に発生するブローバイガスの影響でオイルシールが痛むようで、数万kmで漏れが発生することもあります。

カムシャフトオイルシールの故障の修理内容と費用相場

カムシャフトのオイルシールは数100円程度の部品です。よって部品代は安価です。しかし交換するには、ベルト類(ファンベルト等)やプーリー(滑車)、エンジンフロントカバー、エンジンヘッドカバーなどを分解しての交換となるので工賃も時間も掛かります。同様の作業をすることとなる、タイミングベルトやウォーターポンプ交換の際についでに交換しておくことをおすすめします。 (坪内英樹)

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「カムシャフトオイルシール」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に71,940円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:71,940 円

(15,570 円~200,170 円)

平均:57,550 円

(12,460 円~160,140 円)

交換パーツ カムシャフトオイルシール

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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