A/Tフルード故障の症状・原因・修理内容

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

A/Tフルード故障とは?

トルコン式ATのATフルードに不具合があると、異音(うなり音)が発生し、滑るような感じがして変速ショックが大きくなり、作動不良を起こして走行できなくなることがあります。異常が発生すると警告灯が点灯することで知らせてくれます。外からAT本体を見ると円筒型もしくは箱型の形状をしており、その内部構造はドーナツ型の容器の中に2枚の羽根車が入っていて、いっぽうがエンジン、もういっぽうがドライブシャフトに接続されています。エンジンから動力が伝わるとエンジン側の羽根車が回り、ATフルードの粘性を利用してトランスミッション側の羽根車が回って動力を伝達させる仕組みです。ATフルードはクラッチ操作やギアチェンジを自動で行うための油で、同時に潤滑油としての役割を担います。ATフルードの交換を不要とする車種もありますが、おおむね2〜3万kmごとの交換が推奨されています。

A/Tフルード故障の原因

ATフルードの劣化が進むと潤滑性能や粘度・温度特性を失い、クラッチの滑りや変速ショックが生じます。また、バルブボディにスラッジの蓄積により、ATの機能不全や誤作動を起こすことになります。

A/Tフルード故障の修理内容と費用相場

整備工場でメーカー指定のATフルードに定期的に交換します。ただし、長期間ATフルードを交換していない車両は、蓄積したスラッジが流れ出て回路を詰まらせるリスクもありますので、あえて交換しない方が良いケースもあります。交換の際には整備工場でアドバイスをもらうようにしてください。

費用相場 Case1

トランスミッション修理の交換パーツが「A/Tフルード」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に13,030円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:13,030 円

(5,600 円~58,520 円)

平均:9,120 円

(3,920 円~40,960 円)

交換パーツ A/Tフルード

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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