ガラスがスムーズに動かない 原因を解決する方法
POINT
- ドアガラスの動きが悪い原因として考えられるのは、まず、ドアガラスのガイドの役割を果たしているドアガラスモール。
- もうひとつはドアガラスを昇降させるための部品となるウインドウレギュレーターの可動部の不具合。
- どちらも新品に交換することで解決可能。ウインドウレギュレーターは、摩耗や損傷が無ければ、注油で動きが良くなることも。
ゴム部の経年劣化や関節・ギアの摩耗や破損が、ドアガラスの動きを悪くしている
ドアのガラスがスムーズに動かない原因は、ドアガラスモールの不具合や、ウインドウレギュレーターの不具合などが考えられます。
ドアガラスモールは、ドア本体(金属部)とガラスの間に入る部品で、ガラスを所定の位置にホールドしたり、雨水などがドア内部に入らないようにしたりする役割があります。割れやすいガラスを保持できるように、ドアガラスモールはゴムなど緩衝力のある材質でできています。経年劣化により縮んだり柔らかさが失われると適切な位置にドアガラスを保持できなくなり、ドアガラスの動きが悪くなってしまうのです。
ウインドウレギュレーターはドアの内部に組み込まれる部品です。ドアガラスを支えつつ、昇降させる役割を担っています。リンク(関節のようなもの)や歯車で昇降させる機構を構成していますが、使用時間と共に、摩耗や潤滑不良が発生することで動きが悪くなり、結果としてドアガラスの動きが悪くなってしまうのです。
ドアガラスの動きが悪い場合は、ドアガラスモールかウインドウレギュレーターを交換して対応
ドアガラスがスムーズに動かない場合は、ドアガラスモールや、ウインドウレギュレーターを新品に交換することで解決できます。
ドアガラスモールもウインドウレギュレーターも、交換するにはドアの内張りを剥がし、ドアガラスをズラせるまで分解する必要があります。日常的に同作業を行っているプロの整備士さんにしてみればたわいもない作業ですが、ボルトやナット、配線カプラーを外して、古い部品から新しい部品に組み換えればいいというだけの作業ではありません。ドアガラスがスムーズに動くように微調整を行わなくてはならないのです。
それらの交換費用は、ドアガラスモールの交換で1万?2万円、ウインドウレギュレーターの交換で6万?7万円ぐらいが目安となります。
ウインドウレギュレーターは可動部の潤滑不良が原因で動きが悪い場合もあり、潤滑不良の部分に明らかな摩耗や損傷がなければ、グリスなどを注油すれば問題が解決することもあります。その際は工賃のみなので、費用もぐっと安くなることもあります。
(坪内英樹)
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