アイドリングが不安定(エンジンが振動する) 原因を解決する方法
POINT
- アイドリングの不安定でエンジンの振動を伴うなら多いスロットルボディの不具合が疑われる。
- スロットルボディはカーボンダストが溜まりやすい。
- 洗浄してもダメなら交換も視野に。
スロットルボディに不具合がある可能性大
アイドリングとはアクセルを踏まないでエンジンが低回転で作動している状態のこと。信号待ちで停車中のときもアイドリング状態です。
通常は一定の低い回転でエンジンが回り続けますが、エアコンも使っていないのにアイドリングが不安定になる、エンジンの振動が強く伝わる等の症状は、エンジンに不具合を起こしている可能性があります。
イグニッションコイルの故障やスパークプラグの不具合、PCVバルブの不具合など原因はいくつか考えられますが、エンジンの振動が伴う場合は「スロットルボディの不具合」が可能性として浮上します。
スロットルボディとはエンジン内に空気を取り込む部品で、スロットルバルブ、スロットルポジションセンサー、アイドルスピードコントロールバルブなどで構成されています。エアクリーナーとインテークマニホールドの間に存在し、EGRなどによってカーボンダストが溜まりやすい部品でもあります。
特に長年乗っているクルマでは多くのカーボンが溜まっていることがあり、洗浄するだけでアイドリングが安定する場合もあるほどです。
スロットルボディの洗浄・交換
アイドリングが安定しないときにまず提案されるのはスロットルボディ洗浄です。スロットルボディは複数のパーツで構成されている部品でもあるので、本体一式での交換となると高額になりがちです。洗浄で症状が改善するようならラッキーといえるでしょう。費用は施行場所によって変わりますが、交換に比べれば安く済むはずです。
基本的に製品の寿命がある消耗品ではないものの、洗浄だけでは汚れが落ち切らない場合は、交換も視野に入れなくてはなりません。修理費用の相場は3?8万円ほどです。新品だけでなくリビルド品も存在しますので、予算と相談して選びましょう。
スロットルボディはエンジンの吸気に関わる部品です。長年蓄積したカーボンダストを取り除けば、アイドリングの安定だけでなく、アクセルレスポンスの改善など走りの部分にも影響を与えます。
最近加速感が落ちてきたと思っている人も、一度スロットルボディ洗浄を試してみてはいかがでしょうか。もしかしたら以前の加速感が取り戻せるかもしれません。
(青山朋弘)
エンジンの不具合は重大事故の要因にも!?
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結果として安く済む可能性が高いです。
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