警告灯点灯(排気温警告灯) 原因を解決する方法
POINT
- 排気温警告灯が点灯した場合、排気ガスの温度を測る排気温センサーの異常が考えられる。
- 点火系の不調で高温の未燃焼ガスが発生していることも考えられる。
- センサーを交換して完了。
排気温センサーの不具合
シリンダーで混合気を燃焼すると排気ガスが発生し、各シリンダーから排出される排気ガスがエキゾーストマニホールドに集まります。
その後、排気ガスに含まれるNOx(窒素酸化物)やHC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)といった有害成分を浄化し無害化する触媒コンバーター、エキゾーストパイプ、排気ガスの温度と圧力を下げて騒音を減らす消音器(マフラー)の順に通過します。
排気温警告灯が点灯した場合、エキゾーストマニホールドや触媒付近に装着され、排気ガスの温度をモニタリングしている排気温センサーが経年劣化などにより不具合が起きていて、正確な温度を計測できていないことが考えられます。
また、エキゾーストマニホールドやエキゾーストパイプ、触媒コンバーター自体の不具合も考えられます。
スパークプラグやイグニッションコイルといった点火系が不調だと、高温の未燃焼ガスがエキゾーストマニホールドや触媒に流れ込み、その過程で排気温センサーが高温を検知して排気温警告灯が点灯する可能性もあります。
排気温センサーを交換する
排気温警告灯が点灯する原因が排気温センサーの不具合と特定された場合、センサーを交換することで修理が完了します。交換費用は部品代と工賃で2万?3万円程度が目安になります。
しかし、高温の未燃焼ガスが原因で警告灯が点灯している場合は、未燃焼ガスを発生させる原因として疑われる、点火系の異常をチェックする必要があります。
未燃焼ガスはエキゾーストマニホールドや触媒、マフラーを損傷させる原因にもなるので、排気温警告灯が点灯した場合は原因を特定して、修理してもらう必要があります。
ちなみに、触媒コンバーターにダメージが及んだ場合、分解修理が不可能なので新品もしくは中古品に交換することになり、新品を使い場合の交換費用は平均10万円以上とかなり高額になります。
(湯目由明)
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