タンブルコントロールバルブ故障の症状・原因・修理内容

よくある度:

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記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

タンブルコントロールバルブ故障とは?

タンブルコントロールバルブはインテークマニホールド(エンジンの吸気管)の中の空気の流れを制御するもの。燃焼効率を高めるために燃焼室内(シリンダー内)に流れこむ吸入気に渦を発生させています。TCVとも呼ばれるタンブルコントロールバルブに不具合があると、警告灯が点灯するという症状が発生します。タンブルコントロールバルブのタンブルとは渦の種類を示していて、燃焼室の中を上下に流れる渦がタンブル流となります。タンブルコントロールバルブを電子制御することで、吸入気が燃焼室内で安定的にタンブルの渦を作り出せているのです。

タンブルコントロールバルブ故障の原因

タンブルコントロールバルブの不具合は、タンブルコントロールバルブを作動させるソレノイドバルブ(電磁弁)の不具合であることが多いです。ソレノイドバルブ自体の故障の他、接続されるバキュームホール(ゴムホース)に経年劣化による亀裂が入り作動不良が発生している場合もあります。タンブルコントロールバルブ本体に不具合が生じていることもあり、特に直噴エンジンは不完全燃焼により発生するカーボンがタンブルコントロールバルブに溜まり、バルブの可動域が狭くなってしまうことで、不具合が生じます。

タンブルコントロールバルブ故障の修理内容と費用相場

タンブルコントロールバルブの修理では、まずその不具合がある部分を特定する必要があります。バキュームホースなのか、ソレノイドバルブなのか、それともタンブルコントロールバルブ本体なのか?その点検作業は診断機を併用して行うことになります。特定された部分がバキュームホースやソレノイドバルブの場合は交換。タンブルコントロールバルブ本体の場合は、洗浄で修理できる場合もありますが、汚れ方によっては交換となります。 (坪内英樹)

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「タンブルコントロールバルブ」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に67,020円の費用が掛かります。

一般パーツ利用 カープレミアパーツ利用
金額

平均:67,020 円

(48,870 円~118,170 円)

平均:53,610 円

(39,090 円~94,540 円)

交換パーツ タンブルコントロールバルブ

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

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