風量が弱い 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • エアコンフィルターは吸い込んだ空気の花粉やゴミなどを取り除く。
  • ゴミで目詰まりするとエアコンの風が弱くなる。
  • 定期的にフィルターを交換すれば問題なし。

エアコンフィルターの目詰まりが原因

以前は強い風が出ていたのに、どうも最近エアコンの風量が弱くなった気がする……。このような症状を感じた場合、エアコン内部の汚れが疑われます。

エアコンは吸込口からフィルターを通して空気を吸い込み、熱交換器で冷風(または温風)を作り、吹き出し口から風が出ます。エアコン内部が汚れると空気をきちんと吸い込めなくなったり風の通り道が狭くなったりするため、風量が弱くなってしまいます。またエアコン内部の汚れはカビなどの発生を招き異臭にも繋がります。これは家庭用を含め、すべてのエアコンに共通しています(なので家庭用エアコンは1?2年に一度、エアコンクリーニングすることを推奨されています)。

カーエアコンの場合、まずチェックするのはエアコンフィルター。走行しながら外からの空気を吸い込むカーエアコンは空気と一緒に舞い上がった砂やホコリ、花粉なども一緒に吸い込むため、それらがエアコン内部に入る前に取り除かなければなりません。その役目を担っているのがエアコンフィルターです。

エアコンフィルターが汚れると空気の通り道が狭くなり、強い風量を出せなくなってしまいます。今は多くの車がフルオートエアコンを搭載し、エアコンを一年中作動させています。そのためフィルターも汚れが溜まりやすいので、指定されたサイクルで交換することをおすすめします。

1年に一度フィルターを交換

エアコンフィルターは消耗品で、1年に一度交換することが推奨されています。フィルターは数千円で手に入れることができ、作業も簡単なので工賃を含めて数千円の整備費用で収まります。メンテナンスに慣れた人なら自分で交換することも可能。フィルターはグローブボックスを取り外したところに入っています。

フィルターを交換しても風が強くならない場合は、エバポレーターが汚れていることが疑われます。エバポレーターはエアコンガスを減圧して蒸発を促し、その気化熱で空気を冷却する装置です。

エバポレーターには結露が発生しやすく、それによってゴミやホコリが付着してしまうのです。エバポレーターの汚れがひどくなると風量が弱まるだけでなくカビ臭さが出てきます。

カー用品店ではエバポレーター用のクリーナーが販売されていますが、ちゃんと清掃するには技術が必要なので、プロに任せることをおすすめします。作業費用は簡易洗浄なら1万円以内、エバポレーターを取り外して作業する場合は2?3万円程度見ておきましょう。
(高橋 満)

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柴 健太郎

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    • 風量が弱い

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