スライドドアが引っ掛かる 原因を解決する方法
POINT
- スライドドアの開閉時の軌道を作り出しているのが、ドアレールとそれに組み合わさるスライドドアローラー。
- スライドドアの動きに引っかかりがあるなどする場合は、ドアレールかローラーに不具合あり。
- ダメージを放置すると、ボディやドアのレールやローラー取り付け部に変形が生じて修理に板金が伴うこともあり。
スライドドアの動きが悪いのは、ドアレールかそこに組み合わされるスライドドアローラーに原因がある
スライドドアの開閉中、引っかかったり、動きが重くなる場所があったりするなど、スムーズに動かない原因はドアレールやそこを通るスライドドアローラーの不具合が考えられます。
スライドドアは、例えば開ける場合なら、車体の外側方向に移動してから、車体と並行に後方へと動きます。これはドアに厚みがあるからで、ドアの厚み分、ドアを外側にずらさないと、スライドさせることができないのです。
そんな軌道を作り出しているのが、車体側とドア側の両方に設けられたレールと、そのレール内をスムーズに動くローラーです。ドアレールの一部はリアフェンダーに露出しているので、それに沿ってドアが移動しているのはみなさんご存じでしょう。
そんなドアレールに変形や立て付け不良が生じてしまうと、スライドドアはスムーズに動かなくなってしまいます。またそれとは別に、レールに組み合わされるローラーの動きが悪くなったり、部分摩耗が生じてローラーがスムーズに回転しなくなったりすると、やはりスライドドアはスムーズに動かなくなります。
レールやローラーの取り付け部に影響がなければ、新品部品への交換で不具合は解決する
スライドドアに引っかかりがあるなど、動きが悪い場合は、問題のあるドアレールやローラーを新品に交換し、さらにはスライドドアがスムーズに動くように組み付ければ、不具合が解決します。
修理は、ドアレールやローラーの部品単体での不具合であれば、その部分を新品に交換すれば問題が解決します。ただ、中にはレールの取り付け部や、ローラーが組み合わさるブラケットの取り付け部に変形が生じていることもあります。そのような場合は、取り付け部となるボディ側やドア側の取り付け部に軽板金を施し、スライドドアがスムーズに動くように再調整する必要が生じます。
スライドドアの動きが悪いまま修理をしないでいると、そのような重整備が必要になることが多くなります。動きがおかしいと思ったら早めに修理を依頼する方がいいでしょう。
修理費用の目安は、1万5000円?が目安となります。部品の交換だけで済めば、これくらいの費用で問題が解決することが多いようです。
(坪内英樹)
ドアの不具合は重大事故の要因にも!?
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