警告灯点灯 原因を解決する方法
POINT
- エアバッグ警告灯が点灯するのは、エアバッグ(運転席
- サイドエアバッグ
- その他エアバッグ)、エアバッグコントロールユニット、着座センサーなどの不具合が主な原因
- エアバッグコントロールユニットや着座センサーの故障は、新品パーツに交換することでエアバッグ警告灯は消える
- エアバッグ本体の故障が原因の場合は、故障箇所のエアバッグを本体交換することで警告灯が消える
【原因】エアバッグ警告灯が点灯したら速やかに整備工場で点検修理を受ける
エアバッグ警告灯が点灯するのは、エアバッグ(運転席・サイドエアバッグ・その他エアバッグ)、エアバッグコントロールユニット、着座センサーなどの不具合が主な原因となります。警告灯の色には赤色と黄色があり、赤色の場合はそのまま運転するのは危険ですので、ただちに走行を中止し、速やかな点検・修理が必要となります。黄色の場合は走行に注意が必要で、なるべく早く点検・修理に入れることが推奨されます。
エアバッグとは、クルマの安全装置のひとつで、正式にはSRS(Supplemental Restraint System:補助拘束装置)エアバッグシステムと呼ばれ、事故などの車体に強い衝撃が加わった際に、瞬時に膨らむ空気袋(エアバッグ)によって乗員が受ける衝撃を緩和します。正式名にもある通り、エアバッグはシートベルト装着を前提とした安全装置であり、シートベルト未装着の状態では本来の効果を発揮しません。エアバッグは運転席用のほか、助手席用エアバッグ、サイドエアバッグ、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグ、シートクッションエアバッグ、リアウインドウカーテンシールドエアバッグ、後席エアバッグ、シートベルトエアバッグ、歩行者保護用エアバッグ(ワイパーカウルやフロントバンパーなどの外装に装備)の設定があります。
エアバッグはエアバッグセンサー、インフレーター(ガス発生装置)、エアバッグ本体、運転席用のハンドル回転コネクター、エアバッグコントロールユニットから成り立っています。エアバッグ作動の仕組みは、車体への衝撃をエアバッグセンサーが感知すると、電気信号が各エアバッグの点火制御を行うエアバッグコントロールユニットを介してインフレーターを点火させ、発生したガスによって瞬時にエアバッグを膨らませます。エアバッグセンサーが衝撃を感知してからエアバッグが膨らむまでの時間は約0.03秒ほどで、約0.2秒でガスが抜けてエアバッグが収縮します。
着座センサーとは、助手席のシート座面の中に備わる重量検知センサーのことで、シートに加わった荷重からパッセンジャーの有無や大人と子どもかを判断し、事故の際は助手席側エアバッグを最適な状態で展開させます。また、着座センサーはシートベルト警告灯と連動しており、パッセンジャーがシートベルトを締めない状態でクルマが発進すると、シートベルト警告灯が点灯し、警告音が鳴ります。
【解決方法】故障したパーツを交換修理することでエアバッグ警告灯は消える
エアバッグやエアバッグコントロールユニット 、着座センサーが故障するとエアバッグ警告灯が点灯したままになります。エアバッグはクルマの衝突安全性を高める重要な安全装置であるとともに、誤作動を起こすと重大事故を招く恐れがあります。エアバッグ警告灯が点灯した場合は、クルマを安全な場所に停めてエンジンを再始動させ、それでも警告灯が消えない場合は、速やかにディーラーや整備工場で点検修理を行う必要があります。エアバッグコントロールユニットや着座センサーの故障は、新品パーツに交換することで修理が可能です。
車内に配された各エアバッグに不具合の原因がある場合は、どのエアバッグが不具合を起こしているのかを診断し、故障箇所のエアバッグ本体を本体(ASSY=アッセンブリー:複数のパーツが一式組み上がった状態で交換するパーツ)交換します。
これらの修理を行うことでエアバッグ警告灯は消灯します。
(山崎 龍)
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