特定のギアで異音がする(「シャラシャラ」などという異音) 原因を解決する方法
POINT
- MTが走行中に特定のギアから「シャラシャラ」とか「ガリガリ」とか「ギュー」などの異音が発生したときは、ギアやインプットシャフト、カウンターシャフト、シンクロナイザーなどの破損
- 消耗が原因
- MTの異音はオーバーホールもしくはMT本体の載せ替えが必要
- MTのオーバーホールは整備工場に技術力と相応の作業時間が必要になることから最近ではMT本体の載せ替え修理が一般的
- ATが走行中に異音を放つときはトルクコンバーターやATオイルポンプの不具合、ミッション内部のベアリングの摩耗が原因となり、トルクコンバーターの載せ換えで修理する
トランスミッションの不具合やトルクコンバーターの異常
MT車が走行中に特定のギアで「シャラシャラ」とか「ガリガリ」とか「ギュー」などの異音(ギア鳴り)が発生したときは、トランスミッション本体の不具合が考えられます。
トランスミッションの異音は、シフト操作を行ったときに発生しやすく、各ギアの回転差を同調させるシンクロナイザー(シンクロメッシュ)などの不具合が疑われます。シンクロナイザーはシフトチェンジを繰り返したことで走行距離の増加とともに徐々に磨耗し、ギアの回転を完全に同期できなくなることが原因となって発生します。
高回転で回っているエンジンを強引に高いギアから低いギアへとギアチェンジを行うなどの乱暴な操作を繰り返すと、内部のギアやインプットシャフト、カウンターシャフト、シンクロナイザーなどのパーツを損傷させることがあり、その場合もトランスミッションから異音を発生させることがあります。同様にすり減ったクラッチを騙し騙し使っていると、トランスミッションに大きな負荷を与えることから、内部機器にダメージを与えることがあります。
AT車での異音は、トルクコンバーターやATオイルポンプの不具合、ミッション内部のベアリングの摩耗が原因として考えられます。
トランスミッションやトルクコンバーターのオーバーホールないしは載せ替え
MT車が走行中に特定のギアから「シャラシャラ」とか「ガリガリ」とか「ギュー」などの異音が出たときは、速やかに整備工場に入庫し、適切な修理を受ける必要があります。
MT車の不具合は、トランスミッションのオーバーホールを依頼し、摩耗・劣化したシンクロナイザーなどのパーツを新品に交換するか、新品もしくは程度の良い中古のトランスミッション本体に載せ替えることで解消します。MTのオーバーホールは整備工場に高い技術力と相応の作業時間が必要になることから、最近ではMT本体を載せ替えによる修理を行うことが一般的なようです。
修理費用は車種によってまちまちですが、シンクロナイザーを交換し、オーバーホールを行う場合は10〜30万円、載せ替えの場合は20?100万円ほどかかります。
ATの異音は、ATフルードの交換で症状が改善することもありますが、ほとんどの場合はトランスミッションの修理もしくは新品やリビルド品のATへの載せ替えが必要になります。載せ替えの場合はおおよそ20〜100万円ほどの金額が必要になります。
トランスミッションの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。
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