異音(「ガラガラ、カラカラ」という異音) 原因を解決する方法
POINT
- ガラガラ音はタイミングアイドラープーリー故障の可能性が高い。
- プーリー単体の故障とタイミングベルト交換時期はあまり関係ない。
- タイミングベルト交換と作業内容が近いので工賃が高額になりがち。
タイミングアイドラープーリーの不具合
エンジンルームからの異音は、どんな音でも嫌なもの。ガラガラ、カラカラという音がするようになった場合は、タイミングベルトのアイドラープーリーを疑ったほうがいいかもしれません。
Vベルト(ファンベルト)と違い、異常があっても音がしにくいタイミングベルト。一般的な国産車は10万kmが交換の目安とされていますが、ある輸入2輪車メーカーは2万km毎の交換を推奨するなど、メーカーによっての指定もさまざまです。異音がしにくい場所ではありますが、そこで一緒に回っているプーリーからは異常を知らせる音がする場合もあります。その一つが、アイドラープーリーです。
アイドラープーリーはベルトの張りを調整するテンショナーとも違い、タイミングベルトをガイドするローラーのような部品です。特別な役割を持っているわけではありませんが、エンジンには必要な部品です。そして異常を知らせる音はあくまでもプーリーの異常であり、タイミングベルトの寿命や異常を知らせるとは限らないということを覚えておきましょう。
タイミングアイドラープーリーの交換は工賃が高くなる
アイドラープーリーはVベルトにも存在するものですが、タイミングベルトのそれと大きく違うのは、交換の手間がまったく異なるという点です。タイミングアイドラーは、タイミングベルトに付随するもの。エンジンの内部にあるものですので、エンジンの外側にあるVベルトのアイドラーに比べれば交換作業は大掛かりになります。
タイミングベルト交換とほぼ同じ工程をたどるため、作業時間もほぼ同等と考えましょう。車種によってはエンジンを降さないと交換できません。工賃はそれなりに高額になります。
タイミングベルト交換と同じくらいとなると、作業工賃は10万円近くかかる場合もあります。どうせなら一緒にタイミングベルトやウォーターポンプも交換してしまったほうが、のちのことを考えれば安上がりになる可能性もあります。整備士とよく相談して判断するようにしましょう。
(青山朋弘)
エンジンの不具合は重大事故の要因にも!?
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