シフトレバーの照明がつかない 原因を解決する方法

シフトレバーの照明がつかないのイメージ

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • ATシフトレバーの照明が点かないのはシフトバルブ(電球)やATシフトレバーの不具合が原因
  • バルブの球切れの場合は新品のバルブに交換
  • ATシフトレバーの配線の断線や電気系の接触不良、電気基板の損傷などで照明が点かないことがある。その場合は故障箇所の修理、もしくはATシフトレバー本体(ASSY)交換が必要

【原因】シフトレバーの照明が点かない原因は?

シフトレバーの照明が点かないのは、シフトバルブ(電球)、ATシフトレバーの不具合が原因となります。ATシフトレバーとは、AT車の変速操作をするレバーのことで、センターコンソールやインストルメントパネル(インパネ)、ステアリングコラムから棒状に突き出た部品のことをいいます。

構造は、変速操作をするシフトレバーとその基部で構成されており、基部にはそれぞれのポジションに振り分けられたジョイントロッド、シフトレバーを固定するシフトロック機構、Pレンジ以外でキーが抜けないようにするキーロック機構が備わります。

最近のクルマで主流となるATシフトレバーのレイアウトは、セダンやコンパクトカー、スポーツカーがセンターコンソールにシフトレバーを配した「フロアシフト」、軽自動車やミニバンがインパネにシフトレバーを配した「インパネシフト」となり、ステアリングコラムにシフトレバーを配した「コラムシフト」は最近では採用が少なくなっています。

ATシフトレバーの照明はシフトレバー横などにあるシフトインジケーター内に装着され(メーターパネル内のシフトインジケーターに表示するクルマもあります)、ヘッドライトやテールランプと連動して点灯します。

【解決方法】シフトバルブの交換で問題が解決しないときは、ATシフトレバーASSY交換になることも

ATシフトレバーの照明が点かなくなる不具合で多いのが、シフトインジケーターに装着されたバルブ(電球)の球切れです。使用されるバルブはT5やT6規格のメーターバルブが使用されることが多く、バルブの価格は白熱電球で数百円程度、LEDでも数千円程度で購入できます。

しかし、バルブを交換するためにはシフトノブ本体だけでなく、センターコンソールやインパネの一部を脱着することがあり、工賃を合わせた修理代は1〜2万円ほどかかる場合もあります。シフトバルブを交換しても症状が改善されない場合は、ATシフトレバー本体が不具合を起こしている可能性があります。

原因の多くは配線の断線や電気系の接触不良、電気基板の損傷などで、分解修理が難しい場合はATシフトレバー本体(ASSY=アッセンブリー:複数のパーツが一式組み上がった状態で交換するパーツ)が必要になるケースがあります。その場合の修理費用は、車種によっても異なりますが、部品代と工賃を合わせた修理費用は7万円以上となることがほとんどです。

(山崎 龍)

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※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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