異音(「シャー」という異音) 原因を解決する方法
POINT
- クラッチ操作をしたときに「シャー」という異音が発生したらレリーズベアリングの劣化
- 消耗が進んでいる
- レリーズベアリングを放置していると最終的にクラッチが機能しなくなり、走行不能になる
- 使用環境や運転の仕方によっても変わるが、レリーズベアリングの寿命はおおむね10〜15万km
- 劣化
- 消耗したレリーズベアリングは、工賃節約のためクラッチカバーやクラッチディスクと一緒に交換する
クラッチのレリーズベアリングの劣化・消耗
MTのクラッチを踏んだときに「シャー」という異音が発生した場合は、クラッチを構成するレリーズベアリングの摩耗・劣化が疑われます。
クラッチとは、MTの動力伝達装置のことで、クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングの3パーツから構成され、エンジンからの動力をトランスミッションへと伝達・遮断をすることで、発進・停止・変速をスムーズに行います。
走行距離が増加するとレリーズベアリングは徐々に本来の機能を失い、クラッチの滑りや切れくなるなどの不具合を発生させ、クラッチを切ったときに「シャー」という異音(「キュルキュル」や「キュッキュッ」という異音もある)を放つだけでなく、クラッチペダルを振動させることがあります。そうした症状を無視して使用を続けていると、最終的にクラッチが機能しなくなって走行できなくなります。
レリーズベアリングの寿命は運転の仕方や使用環境によりますが、おおむね10〜15万km程度となります。
クラッチカバーやクラッチディスクと一緒にレリーズベアリングを交換する
クラッチを切ったときに「シャー」という異音が発生したときは、走行不能になる前にディーラーや修理工場に修理を依頼する必要があります。
その際にはクラッチカバーやクラッチディスクも相応に劣化・消耗が進んでいることから、工賃を節約するためにレリーズベアリングだけを替えるのではなく、まとめて交換することを推奨します。
交換工賃は車種によってまちまちですが、軽自動車の場合はおおよそ4?8万円、普通車の場合はおおよそ10万円前後、おおよそ輸入車の場合は10?20万円くらいになるようです。
(山崎龍)
トランスミッションの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。
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