異音(「シャー」という異音) 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • クラッチ操作をしたときに「シャー」という異音が発生したらレリーズベアリングの劣化
  • 消耗が進んでいる
  • レリーズベアリングを放置していると最終的にクラッチが機能しなくなり、走行不能になる
  • 使用環境や運転の仕方によっても変わるが、レリーズベアリングの寿命はおおむね10〜15万km
  • 劣化
  • 消耗したレリーズベアリングは、工賃節約のためクラッチカバーやクラッチディスクと一緒に交換する

関連する症状

クラッチのレリーズベアリングの劣化・消耗

MTのクラッチを踏んだときに「シャー」という異音が発生した場合は、クラッチを構成するレリーズベアリングの摩耗・劣化が疑われます。

クラッチとは、MTの動力伝達装置のことで、クラッチディスク、クラッチカバー、レリーズベアリングの3パーツから構成され、エンジンからの動力をトランスミッションへと伝達・遮断をすることで、発進・停止・変速をスムーズに行います。

走行距離が増加するとレリーズベアリングは徐々に本来の機能を失い、クラッチの滑りや切れくなるなどの不具合を発生させ、クラッチを切ったときに「シャー」という異音(「キュルキュル」や「キュッキュッ」という異音もある)を放つだけでなく、クラッチペダルを振動させることがあります。そうした症状を無視して使用を続けていると、最終的にクラッチが機能しなくなって走行できなくなります。

レリーズベアリングの寿命は運転の仕方や使用環境によりますが、おおむね10〜15万km程度となります。

クラッチカバーやクラッチディスクと一緒にレリーズベアリングを交換する

クラッチを切ったときに「シャー」という異音が発生したときは、走行不能になる前にディーラーや修理工場に修理を依頼する必要があります。

その際にはクラッチカバーやクラッチディスクも相応に劣化・消耗が進んでいることから、工賃を節約するためにレリーズベアリングだけを替えるのではなく、まとめて交換することを推奨します。

交換工賃は車種によってまちまちですが、軽自動車の場合はおおよそ4?8万円、普通車の場合はおおよそ10万円前後、おおよそ輸入車の場合は10?20万円くらいになるようです。

(山崎龍)

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この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

異音(「シャー」という異音) の原因一覧

異音(「シャー」という異音) の故障・不具合の症状一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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  • クラッチカバー不具合

    よくある度:

    星3
    • 異音(「シャー」という異音)

  • レリーズベアリングの故障

    よくある度:

    星3
    • 異音(「シャー」という異音)

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