イグニッションコイルの故障の症状・原因・修理内容

よくある度：

記事監修：柴健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社執行役員/一般財団法人日本技能研修機構（JATTO）理事

【解説】
【原因】
【修理内容】

イグニッションコイルの故障とは？

イグニッションコイルは、ガソリンエンジンのスパークプラグに高圧の電気を送るためにあります。外観は電線でつながれた樹脂パーツで、内部はコア（鉄心）に一次コイルと二次コイルが巻かれ、高電圧を発生させる構造となっています。イグニッションコイルに不具合があると、エンジンがかかりにくくなったり、かからなかったりします。また、エンジンがかかっても、警告灯の点灯や振動、加速しないなどの不調が発生し、エンストすることもあります。イグニションコイルの寿命は、おおむね10万kmとされますが、車の使用状況や環境により大きく異なります。

イグニッションコイルの故障の原因

イグニッションコイル不具合の多くは、熱の影響や内部のコイル断線などの経年劣化、スパークプラグの不調などが原因です。スパークプラグ先端の電極が消耗するとイグニションコイルからスムーズな送電できなくなり負荷がかかるため不具合が起きます。

イグニッションコイルの故障の修理内容と費用相場

イグニッションコイルの修理は、部品交換となります。部品交換をするときは、すべてのイグニッションコイルとスパークプラグをまとめて交換するケースがほとんどです。すべてのイグニションコイルを交換するのは、不具合が起きたイグニションコイルが1つであっても、他のコイルも寿命が近いと判断し、予防整備として交換するためです。また、イグニションコイルの不具合は、スパークプラグが原因になっている場合もあるため、イグニションコイルの交換をするときは、スパークプラグも交換します。（齊藤優太）

費用相場 Case1

エンジン修理の交換パーツが「イグニッションコイル」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に16,500円の費用が掛かります。

	一般パーツ利用	カープレミアパーツ利用
金額	平均：16,500 円 (11,000 円～71,920 円)	平均：11,550 円 (7,700 円～50,340 円)
交換パーツ	イグニッションコイル

※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。

※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。

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費用相場 Case2

エンジン修理の交換パーツが「イグニッションコイル、スパークプラグ」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に25,780円の費用が掛かります。

	一般パーツ利用	カープレミアパーツ利用
金額	平均：25,780 円 (13,440 円～109,940 円)	平均：18,980 円 (9,650 円～69,210 円)
交換パーツ	イグニッションコイル、スパークプラグ

費用相場 Case3

エンジン修理の交換パーツが「イグニッションコイル×4」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に51,000円の費用が掛かります。

	一般パーツ利用	カープレミアパーツ利用
金額	平均：51,000 円 (34,100 円～222,940 円)	平均：35,700 円 (23,870 円～156,060 円)
交換パーツ	イグニッションコイル×4

費用相場 Case4

エンジン修理の交換パーツが「イグニッションコイル×4、スパークプラグ×4」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に79,690円の費用が掛かります。

	一般パーツ利用	カープレミアパーツ利用
金額	平均：79,690 円 (41,650 円～340,810 円)	平均：58,660 円 (29,900 円～214,570 円)
交換パーツ	イグニッションコイル×4、スパークプラグ×4

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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。

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柴健太郎

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