異音(「キュキュキュッ」という異音) 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • ブレーキからの「キュキュキュッ」という異音は、ブレーキマスターシリンダーの不具合で発生する。
  • ブレーキマスターシリンダーの不具合は、内部にあるゴムパーツの経年劣化によるブレーキフルード漏れが主な原因。
  • ブレーキマスターシリンダーの不具合は、新品のブレーキマスターシリンダーカップキットを使ってオーバーホールするか、新品に交換する。

関連する症状

ブレーキマスターシリンダー の内部にあるゴムパーツの経年劣化によるブレーキフルード 漏れ

ブレーキ操作時に「キュキュキュッ」という異音がした場合は、ブレーキマスターシリンダーの不具合が疑われます。

ブレーキマスターシリンダーとは、ブレーキペダルの踏力を油圧に変換してブレーキの制動力を生み出すブレーキシステムのことで、内部にはブレーキフルードが満たされており、ブレーキペダルを踏むマスターシリンダーによって踏力が油圧に変換され、ディスクブレーキのキャリパーやドラムブレーキのホイールシリンダーの中にあるピストンを動かすことで、ブレーキパッドやブレーキシューを押し出し、ブレーキを作動させます。

ブレーキマスターシリンダーの不具合の多くは、長期の使用でブレーキマスターシリンダーカップキットのカップゴムが劣化したことによるブレーキフルード漏れです。

ブレーキマスターシリンダーのオーバーホール、もしくは新品交換

ブレーキ操作時に「キュキュキュッ」というような異音がしたときは、ただちにディーラーや整備工場に入庫し、点検と整備を受ける必要があります。

ブレーキマスターシリンダーからのフルード漏れは、ピストンやコイルバネ、カップゴム、スナップリングなどをセットにした、ブレーキマスターシリンダーカップキットを使ってオーバーホールを行うか、劣化が進んでオーバーホールができないときは新品に交換します。

修理費用は車種によっても変動しますが、オーバーホールの場合はおおよそ2〜8万円、新品に交換した場合はおおよそ4〜30万円になるようです。

(山崎龍)

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柴 健太郎

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異音(「キュキュキュッ」という異音) の原因一覧

異音(「キュキュキュッ」という異音) の故障・不具合の症状一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

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  • ブレーキマスターシリンダーの故障

    よくある度:

    星3
    • 異音(「キュキュキュッ」という異音)

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