警告灯点灯(パワステ警告灯) 原因を解決する方法
POINT
- パワステ警告灯が点灯すると、ステアリングの操作感に違和感が出ることもある
- 原因として多いのがステアリングコントロールユニットや舵角センサーの不具合
- テスターで原因を特定し、必要部品を交換して対応
パワステを制御するユニットにトラブルが発生した可能性が高い
ステアリングのイラストの横にエクスクラメーションマーク(!)がついている警告灯が点灯した場合、パワーステアリングのシステムに不具合が起こっていることを表します。車種によっては「EPS」「PS」という警告灯が点灯します。この警告灯が点灯した場合、ステアリング操作が重くなるという症状が出ていると思いますので、そのまま放置せず整備工場等での修理をおすすめします。ちなみにこの状態のままだと車検には通りません。
原因としてまず考えられるのが、ステアリングコントロールユニットの不具合です。かつては油圧を使ったパワーステアリングが主流でしたが、現在は油圧の代わりに電気的な力で操舵力を補助する電動パワーステアリングが一般的になっています。電動パワステは速度やハンドルを切る量によって操舵力を変えて、快適なステアリング操作ができるようにしています。これを制御しているのがステアリングコントロールユニットです。
ステアリングコントロールユニットに不具合が生じると警告灯が点灯する他、パワステのアシストが足りなくなったりします。
他にもステアリングの操舵角を測りコントロールユニットに伝える舵角センサーに不具合が生じていたり、ステアリングホイール自体に不具合があることも考えられます。
テスターを通して原因を特定し、センサーやユニットを交換
警告灯が点灯した場合、まずは原因を特定しなければなりません。修理工場でOBD2(車載式故障診断装置)テスターを車両に接続して、表示されるエラーコードを見ながら一つずつ原因を特定していきます。
その結果、ステアリングコントロールユニットが原因であると特定できた場合は、ユニット一式を交換して対応します。ステアリングコントロールユニットはさまざまな制御を担っていることもあり高価な部品で、工賃も含めると7?8万円程度必要になります。
ステアリング舵角センサーの不具合が原因であることが特定された場合は、センサー部分を新しい部品に交換します。コントロールユニットよりは安いものの、それでも5?6万円程度必要になると思っておきましょう。
レアケースになりますが、センサー類ではなくステアリングホイール自体に異常が認められた場合は、ステアリング自体を交換することになります。車種により価格はかなりかわってきますが、コントロールユニットと同程度の金額が必要になるとかんがえておいたほうがいいでしょう。
パワステ装置の不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。
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