ワイパー の故障・不具合一覧

ワイパー の故障・不具合の一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。 

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

ワイパー の故障・不具合について

ワイパーのイメージ

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • ワイパーゴム&ワイパーブレードは素材がゴムなので劣化しやすい
  • ウォッシャーモーターの故障は本体(ASSY)交換になることが多い
  • ワイパーモーターの故障はアース不良やリンクの接合部の修理で直ることが多いが、モーター本体の不具合は新品への交換で対応する
  • ワイパーゴム&ワイパーブレードの交換は簡単なのでDIYで修理して工賃を節約したい

ワイパーゴム&ワイパーブレードは1年に1度の交換を

ワイパーの不具合で最も多いのはワイパーゴムやワイパーブレードの不具合です。

ワイパーゴムに不具合があると、拭き取り具合が悪くなります。ワイパーゴムはフロントウィンドウに付着した水滴の水切りを行うパーツで、ゴム製の長いスティック状で凸字型の断面形状を持ちます。ワイパーゴムの先端素材はシャープにカットされた天然ゴムもしくはクロロブレン、あるいは両方が混在したものとなります。

年間を通じてワイパーゴムを使用すると、日光や寒暖差で素材が劣化し、粉塵や雨などで変質していきます。劣化したワイパーゴムをそのまま使用し続けると、フロントウィンドウと接触する先端部分が削られて拭き取り不良を発生させます。

劣化したワイパーゴムだけを交換してもワイパーの機能は回復しますが、ワイパーゴムを支えるワイパーブレード(ワイパーフレーム)も併せて交換するほうが望ましいです。

ワイパーブレードは、湾曲したフロントウィンドウに押しつけているため、常にストレスがかかっている状態となります。このため、接合部分にガタつきが発生しやすくなり、拭き取り性能が次第に悪化していきます。

ウォッシャーモーターが故障するとウォッシャー液が出なくなる

ワイパーの不具合でよくあるのがウォッシャーモーターの故障です。ウォッシャーモーターが故障すると、ウォッシャー液が漏れたり、出なくなったりします。

ウォッシャーモーターは、フロントウィンドウが汚れたときにウォッシャー液を吹き付ける動力源となるモーターです。ウォッシャーモーターは、エンジンルーム内のウォッシャータンクの下部に位置し、ボンネットやワイパーカウルに備わるウォッシャーノズルまでカプラーホースで接続されています。

ウォッシャーモーターが故障すると、動力が失われることからウィンドウウォッシャー液がノズルから出なくなります。また、カプラーノズルに装着されたOリングが劣化すると、ウォッシャー液の液漏れが発生します。

ワイパーモーターが故障するとワイパーが動かなくなり、雨の日のドライブは大変危険

ワイパーの故障で問題になるのはワイパーモーターの不具合です。ワイパーモーターが故障すると、作動が重くなったり、途中で止まったり、異音が発生したります。最終的には、まったく作動しなくなります。また、リアワイパー装備車では、ウォッシャー液が後席やラゲッジスペースに漏れてくることがあります。

ワイパーカウル内の左右いずれかに備わるワイパーモーターは、円筒形のモーターからリンクロッドを通じて左右のワイパーに接合され、リンクロッドの直線運動をワイパーの回転運動に変換して作動させます。

ワイパーモーターの主な故障原因は、アース不良です。接続端子の緩みやアース線やボディの腐食などで電気の流れが阻害されるとモーターを含めた電装機器は動きが悪くなります。

また、ワイパーモーターからワイパーに接続されるリンクロッドの接合部分が緩んでいたり、リンクロッド自身に歪んでいたりすると、ワイパーがスムーズに動かず、作動が重くなったり、途中で止まったり、片側だけワイパーが動かなくなったりします。

さらにリヤ側のワイパーモーターにはノズルが直接取りつけられたものが多く、ウォッシャータンクから接続されたホースに緩みがあると、ワイパーの作動中にホースが外れて車内後部やトランクに漏れを起こすことがあります。

この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員
一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事