風の吹き出し口が切り替わらない 原因を解決する方法
POINT
- モードドアアクチュエーターはエアコンの送風場所を切り替えるフラップを動かす部品。
- 壊れそうになると吹出口切り替え時に異音が発生することも。
- 修理はアクチュエーターを新品部品に交換。
風向きを操作するモードドアアクチュエーターの不具合の可能性が高い
車のエアコンは、寒い日は足元から温風を出し、暑い日はインパネのエアアウトレットから冷風を出すのが効果的。その振り分けを担っているのがモードドアアクチュエーターです。
モードドアアクチュエーターはヒーターユニットの一部で、どこから送風するかを振り分けるフラップを動かすためのアクチュエーターになります。フラップが動かなくなると風の出口をコントロールできず、たとえば冷風でもずっと足元からしか出てこない状況になります。これでは車内で快適に過ごすことができません。
マニュアルエアコンだと自分で吹き出し口を選びますが、オートエアコンでは車側が設定温度に合わせて自動で吹き出し口を選択してくれます。モードドアアクチュエーターに異常が発生するとエアコン使用時に「A/C」ボタンのランプが点滅してオーナーに警告します。ほかの箇所に異常が発生してもこのランプが点滅するので、まずは整備工場で原因を特定しましょう。
モードドアアクチュエーターが壊れてしまう前には、吹き出し口を変える際に「カタカタ」といった異音が発生することもあります。
新品部品に一式(ASSY)交換
モードドアアクチュエーターに不具合が発生した場合は、一式(ASSY)で新品部品に交換します。モードドアアクチュエーターは運転席側の足元付近に設置されています。ただ、車種によって簡単に外せるタイプといくつかの部品を外さないとたどり着けないものがあり、この作業時間が工賃に影響してきます。
部品を外したら新しい部品を取り付け、動作確認して作業は終了。修理費用は部品代と工賃で3?4万円程度が目安になります。
(高橋 満)
エアコンの不具合は重大事故の要因にも!?
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