異音、振動(「ウィーン、カラカラ」という異音) 原因を解決する方法

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • オルタネーターは車に搭載される発電機。
  • ウイーン、カラカラという異音はプーリーやベアリングの劣化が原因。
  • 部品単体での交換もできるが、オルタネーター本体一式(ASSY)を交換したほうが安心。

関連する症状

オルタネーターのプーリーやベアリングが異音の発生元

走行中、もしくはエンジン始動時に異音や振動が発生する原因は多岐に渡ります。

ざっと思い浮かぶだけでもエンジンマウント、エキゾーストパイプ、オイルポンプなどなどさまざまなパーツの不具合や不調が要因で異音や振動を発生させてしまうのです。

多くの要因が考えられるなか、エンジンの外側部分から「ウィーン」や「カラカラ」と異音や振動が発生した場合はオルタネーターの不具合である可能性が高いです。

オルタネーターは車に搭載される発電機のこと。エンジンの回転がVベルト(ファンベルト)を介してオルタネーターに伝わり、内部の電磁石を回転させて発電します。そして発電した電気は補機バッテリー(鉛バッテリー)に蓄えられ、エアコンやオーディオ、ライト類などを動かします。

オルタネーターにはVベルトがかかる部分にプーリーがついていますが、その振動防止のゴムが摩耗してくると作動時に「カラカラ」といった音を発するようになります。

また、プーリーの軸部分にあるベアリングが摩耗してくると、回転時に「ウイーン」という音を発するようになります。

オルタネーター本体一式(ASSY)を交換するのがおすすめ

エンジンを始動すると常に回転しているプーリーやベアリングは、オルタネーターを構成する部品の中でも消耗品にあたるもの。使い続けているとやがて不具合が現れます。そしてそのまま放置しておくとやがてオルタネーターが発電できなくなります。

オルタネーターのプーリーはVベルトを外したうえでオルタネーターを車体から外し、プーリーを交換。ベアリングはオルタネーターを分解してベアリングを外します。

どちらも部品代は数千円程度で、工賃も1万?2万円ほどになります。ただ、これらの部品が劣化するということはオルタネーターの他の部品も消耗している可能性があります。部品交換後に他の部分の調子が悪くなってオルタネーターが動かなくなり、バッテリーの電力も途絶えるとエンジンがストールし、そこからエンジンが再始動できなくなるなどのトラブルが発生する可能性もあります。

そのため、オルタネーターを本体一式(ASSY)で交換することを勧められるケースも多いはず。交換費用は工賃込みで8万?10万円程度必要になります。


(手束 毅)

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柴 健太郎

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異音、振動(「ウィーン、カラカラ」という異音) の原因一覧

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1
  • オルタネーター本体(一式)の故障

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    • 異音、振動(「ウィーン、カラカラ」という異音)

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