パドルシフトが反応しない(パドル操作が効かない) 原因を解決する方法
POINT
- スポーティさや高級感を演出する革巻きやウッドステアリングだが、使い込むと縫い目のほつれや、革の捲れ、ニスの剥がれなどが発生。
- 純正ステアリングがまだ供給されているなら、新品への交換で解決。
- 修理費用を抑えたいなら、市販されている汎用ステアリングカバーなどを使用する。
常に手で握られるステアリングホイールのグリップ部だけに、縫い目のほつれや剥がれが発生する
ステアリングのレザーや木目の部分にほつれや剥げが生じた原因は、単純に使用による劣化とともに、素材自体の劣化が考えられます。
クルマが進む方向を決めるフロントタイヤの向きを変えるという、クルマを運転する上で非常に重要な役割を果たすステアリング。常に手のひらで握る部分でもあり、回しやすさや触り心地など、その機能性が重要であるとともに、見栄えも重要なパーツでもあります。
それらの要件を満たすべく、ステアリングの特にグリップ部には、レザーやウッドが用いられていることもあります。レザーは見た目的にも高級感があり、さらに手が滑りづらいというメリットがあります。ウッドに関しては残念ながら滑りやすかったりもするのですが、圧倒的な高級感を車内にもたらしてくれます。
レザーやウッドを用いたステアリングは、高級車や高級グレード、もしくはオプションパーツとして採用されています。一般的な車種は、滑りづらい形状を作り出しやすく、生産コストも安価なウレタン製が採用されています。
レザーは縫い目がほつれて捲れ上がったり、表面が荒れたりしてしまうことが多いようです。対してウッドは、リアルウッドの場合なら、表面のニスが剥がれてしまう他、木目プリントのようなフェイク木材の場合は、プリントが剥がれるなどの不具合が発生します。
新品ステアリングに交換するのが王道。市販の汎用品カバーで修理するという手もあり
ステアリングホイールのレザーや木目に剥がれが発生してしまった場合は、ステアリングを新品に交換するのが一般的です。
しかし、ステアリングを新品の純正品にする場合は、費用がかなり高くなります。現在のクルマに装着されているステアリングは、空調やオーディオ、さらにはメーターパネルの表示切り替えなどなどのコントロールスイッチが付くなど、複雑な機能が集約されています。さらに言えば、本革巻きだったりウッドだったりと、元々高価な材質を使っているのも、部品代が高くなる原因です。
新品のステアリングホイールに交換した場合の費用は7万?8万円程度が目安となっています。
現実的な対応方法としては、市販されている汎用ハンドルカバーなどを利用するというもの。縫うなどの作業が必要となるものであればフィット感も高く、操作性に不満を感じることは少ないはずです。単に被せるだけのカバーであればさらに安くなります。
(坪内英樹)
パワステ装置の不具合は重大事故の要因にも!?
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