警告灯点灯 原因を解決する方法

警告灯点灯のイメージ

記事監修:柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

POINT

  • エンジン警告灯とはエンジン内部の故障をセンサーで感知して警告を促すもの
  • エンジン警告灯には赤色と黄色がある。赤色は運転が危険な状態で、黄色は注意が必要
  • エンジンの故障箇所を点検
  • 修理するとエンジン警告灯は消える

【原因】エンジン警告灯の色による意味の違い

エンジン警告灯(エンジンチェックランプとも呼ばれます)はエンジンに何かしらの異常が発生した場合、センサーが異常を感知して点灯します。

また、機器の故障だけでなく、故障を感知するセンサー自体に不具合が発生した場合にもエンジン警告灯が点灯します。

エンジン警告灯は運転席のメーターパネルの中にあり、異常がある場合はエンジンがかかると点灯し、エンジンを切ると消えます。

警告灯の色には赤色と黄色があり、赤色の場合はそのまま運転するのは危険ですので、ただちに走行を中止し、速やかな点検・修理が必要となります。黄色の場合は走行に注意が必要で、なるべく早く点検・修理に入れることをおすすめします。

エンジン警告灯の点灯を引き起こす原因は非常に多く、また複数の故障が原因となっている場合もあります。点灯したまま放置すると故障箇所の症状が悪化し、修理費用が高額化することもあるので、速やかに整備工場へクルマを持って行きましょう。

【問題解決】このパーツが故障するとエンジン警告灯が点灯する

エンジン警告灯は、Vベルト、エンジンECU、イグニッションコイル、O2センサー、エアフロセンサーなどの不具合で点灯することが多いようです。


Vベルトは、エンジンの回転力を動力としてオルタネーターや冷却ファンなどに伝えるゴム製のベルトです。

エンジンECUは、エンジンの制御を行うコンピューターユニットのことです。

イグニッションコイルは、燃焼室内の圧縮した空気とガソリンの混合気に着火するスパークプラグに高い電圧をかけるためのパーツです。

O2センサーは排気ガス中の酸素濃度を測定し、その情報を元にエンジンECUが混合気の濃い・薄いを判定し燃料の供給量を決定します。ラムダセンサーも同様の働きをしますがさらに細かい情報をECUに送ることができます。

エアフロメーターは、エンジンが吸い込む空気の量を計るための部品で、エアフロ、エアフロセンサー、エアマス、エアマスセンサーと呼ばれる場合もあります。そのデータなどを基に、ECU(エンジンコントロールユニット)が最適な燃料の量をエンジンに供給しています。

これらの寿命は車種によっても異なりますが、おおよそ10年・10万kmほどです。中には5〜6万kmほどで故障が出始めるケースもあります。故障箇所を修理し、テスター(診断機)によって記録をリセットするとエンジン警告灯は消えます(消えない場合は故障箇所が他にもある可能性があります)。

エンジン警告灯は不具合を早期に知らせる重要なパーツです。ここでは代表的な故障原因を挙げましたが、エンジン警告灯が点灯する原因は他にも多数考えられます。これらの故障の中には、放置していると走行不能になるだけでなく、最悪の場合は高額な費用がかかる故障につながるケースもあります。まずは警告灯点灯の原因を特定するために整備工場へ持ち込み、テスター(診断機)で故障コードから判断するのが確実です。

(山崎 龍)

エンジンの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。

カープレミアガレージは東証プライム上場企業のプレミア
グループが厳しい基準で加入している安心できるお店です。

この症状に詳しい修理工場を探す

修理工場を探す
この記事の監修

柴 健太郎

プレミアモビリティサービス株式会社 執行役員/一般財団法人日本技能研修機構(JATTO)理事

警告灯点灯 の原因一覧

警告灯点灯 の故障・不具合の症状一覧を表示しています。該当の症状を選択して、修理方法を確認しましょう。

※原因は症状から過去の事例を参考にしたもので、不具合の原因を断定するものではありません。
※修理内容は修理工場での作業事例を説明するもので自己修理を推奨するものではありません。

66

エンジンの不具合は重大事故の要因にも!?
技術力の高い修理工場に早めに修理を依頼しておくことで、
結果として安く済む可能性が高いです。

カープレミアガレージは東証プライム上場企業のプレミア
グループが厳しい基準で加入している安心できるお店です。

この症状に詳しい修理工場を探す

修理工場を探す

この修理ができる工場を探す

工場一覧を見る