クランクシャフトの故障の症状・原因・修理内容
よくある度:
クランクシャフトの故障とは?
クランクシャフトはエンジンの核となる部品です。シリンダー内を上下に動くピストンの動きを回転運動に変換するのがクランクシャフトの役割となります。クランクシャフトに不具合があると、警告灯が点灯したり、マフラーから白煙が出たり、エンジンの回転数に連動した異音が発生するなどの症状が発生します。 クランクシャフトには、メインジャーナル(シリンダーブロックに据えられる主軸)とクランクピン(ピストンとクランクシャフトを結ぶコネクティングロッドのクランク側結合部)という2つの回転軸があります。
クランクシャフトの故障の原因
クランクシャフトのトラブルの多くは、メインジャーナルやクランクピンで発生します。シリンダーブロックとメインジャーナル、コネクティングロッドとクランクピンの間には、クランクシャフトがスムーズに回転できるようにメタルと呼ばれるプレーンベアリングが組み込まれています。プレーンベアリングは、表面に油膜を形成することでクランクシャフトをスムーズに回転できるようにしているのですが、オイル管理不足などで油膜切れが発生してしまうと、プレーンベアリングの表面が傷ついたり過摩耗したりして、上記のような症状が発生します。
クランクシャフトの故障の修理内容と費用相場
クランクシャフトやプレーンベアリングが原因となる修理は、エンジンを全分解しての作業となるので、間違いなく大掛かりな修理となります。損傷がプレーンベアリング側だけであればクランクシャフトは再使用できますが、メインジャーナルやクランクピンに損傷が及んでいる場合は、クランクシャフトを新品に交換しなくてはなりません。趣味性の強いクラシックカーなどであれば、そのような修理をすることもありますが、一般的にはクルマの乗り換えや、中古やリビルドエンジンに載せ替えるという修理となることが多くなります。 (坪内英樹)
費用相場 Case1
エンジン修理の交換パーツが「クランクシャフト」の場合には、一般パーツ利用をして、平均的に129,030円の費用が掛かります。
一般パーツ利用 | カープレミアパーツ利用 | |
---|---|---|
金額 |
平均:129,030 円 (33,650 円~360,190 円) |
平均:103,220 円 (26,920 円~288,160 円) |
交換パーツ | クランクシャフト |
※費用相場は部品代に工賃等を含んだ最終的な金額の目安です。
※クルマの状態により最終的な金額は異なる場合があります。
※交換した部品数によってケースを分けて表示しています。
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※実際の点検で原因が異なると費用が発生する可能性があります。
クランクシャフトの故障は重大事故の要因にも!?
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